シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

マンション売り

えー、マンションは要りませんか。お安いですよ。お得ですよ。ヘイ、お一つお買い上げ。まいどありぃ。


このところ、しょっちゅうマンション販売の電話が掛かってくる。それも自宅、職場の区別無しに。しかも、「先生」付けだよ。先生って呼ばれて喜ぶ奴等ばかりじゃない、ってことくらい弁えとけよ。名刺に「理学博士」と刷り込んでないってのに。


「私、○○と申します。××はですね。△△でも紹介されました東証一部上場の・・・」
「すいません。忙しいんですが、どういった御用件でしょう。」
「ええ、それで××は都内でマンションを手がけておりまして・・」
「あの、都内のマンションをどうしようというんです。」
「はい、家賃収入を見込める大変お得なお話なんです。」


これだよ。自分とそのマンションとの間に2000万は人がいるだろうに。なぜ、自分に掛けてくる。うっとうしいので、「もう、一軒持ってます。」
と言ったら


「そうですよね。もう一軒どうでしょうか。家賃収入がさらに増えますよ。」


馬鹿か。


「あの、もうそれほど余裕無いんですが。」
「銀行から融資を受けても充分に採算が取れますから。」


なんてヤツだ。頭に来たので、こう言ってみた。


「そんなにお得な話なら、御自分が買われてはどうでしょう。」
「いえ、お金が無いですから。」
「借金してもお得なんでしょ。ぜひ、自分でもおやりになるべきです。」
「・・・ 」ツーッ、ツーッ、ツーッ。


東京の地価が上がってるとか、不動産が活況とか言ってるけど本当か?自分のところに不動産売り込みにくるようじゃ、不動産の需要なんて本当は無いんじゃないの。よっぽどカモを引っ掛けようとしているようにしか見えない。こないだは名古屋の不動産の話もあったし。
バブル期の狂乱状態を知ってる身としては、株式市場も不動産投機も危うく見えてしょうがないのだが。


追記:自分の持ち家(嘘、島田で見かけた手作り物置)