シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

安倍晋三 その2 (自民党総裁選雑感)

ネットウヨどもまで狼狽える安倍晋三のトンデモぶりだが、ヤツの著書「美しい国へ」(このネーミングセンスもどうよ?)にちょいと引っかかる点があった。

たしかに自分のいのちは大切なものである。しかし、ときにはそれをなげうっても守るべき価値が存在するのだ、ということを考えたことがあるだろうか


この言葉がアナクロすぎる点は皆が突っ込みを入れているから良いとする。それよりも、命なんか投げ出さなくても”国を守る”事が出来る点にふれて欲しいものだ。


この国の財政状態は悪化の一途を辿っており、総裁候補の一人谷垣氏などは「消費税を上げる」事を叫び続けている。しかしねぇ、貯蓄も底を尽いている人々に「社会保障のため」といって消費税を増税するのは、間接税の逆進性から云って「自分たちの保障費は自分たちで出せ」と云っているのに等しい。それが出来ないから社会保障に頼るのに。


無い袖は振れぬ、というなら、やはり所得税法人税の税率見直しが必要だろう。
何?富裕層や財界人が反対するって?
そりゃおかしな話だろう。富裕層や財界人は安倍総理の誕生を支持しているのだろう?
なら、「自分たちの命」とは云わないから、せめて「金」くらいは、「お国のため」に喜んで出すべきじゃないのか。それこそが愛国者だろう。
それとも、「貧乏人」は出すもの無いから「命」まで出せ、で、「金持ち」は「金」さえ出さなくても良いって?
そんな国じゃ、思いやりも無いし、「美しく」も無いだろう。違うかい?


谷垣氏。あんたも人に疎まれるのを覚悟で正論を述べるのなら、述べる内容が違うよ。アンタが云わなきゃならないのは、シャウプ税制の頃に回帰すること。それこそ真に正論だろうに。


麻生?そんな人もいたね。


税制問題については、近いうちに書きなぐるつもり


追記:写真は「農本有理」 http://mystorage.seesaa.net/article/23542687.html より頂きました。