シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

教育基本法改正及び・・・

沖縄の知事選はがっくり。期日前投票の票数を見る限り、創価学会にやられた感じだが、それでも関心が薄かった事は否めない。
このところ、マスコミの取り上げ方や世論喚起の具合が妙な具合だ。
これは、イラク戦争開始時あたりから感じ始めた。

イラク戦争はまったくのガセで始まった戦争だった。(当初の予測通り)大量破壊兵器はまったく見つからず、米英の首脳は間違いを認めた。アメリカでは中間選挙ブッシュ政権にNo!を突きつけ、イギリスでブレア首相も不人気だ。



中間選挙 イラク政策見直し迫る
http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh200611090213.html


ところが、日本ではその米英の主張を繰り返し、同調した小泉前首相と安倍前官房長官(現首相)に対して、その責任を追及する動きは、マスコミからは出てこない。
中間選挙の結果を他人事のように捉えているが、現在でもイラク侵略は続行中であり、日本の自衛隊はそれに荷担している。


小泉内閣総理大臣記者会見
http://www.kantei.go.jp/jp/koizumispeech/2003/12/09press.html


安倍氏イラク戦争での米支持「間違いなかった」
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060911AT3S1100S11092006.html


その当時(開戦時)は信じる合理的理由があった、というなら、それがガセだと判っている現在は問題にされるべきだ。
でなければ、永田寿康の偽メール問題も騒がれるべきではなかったはずだ。


この手の報道のおかしさは至る処にある。

年金問題の際に菅直人民主党代表の年金未加入問題があった。実際には役所の手続きが問題だったのだが、執拗に叩いて代表辞任にまで追い込んだ。


私の年金未加入問題について(菅直人
http://www.eda-jp.com/dpj/2004/kan0517.html


ところが、小泉前首相の年金は、勤務実態の無い企業が出していた。給与もだ。どうみても、小泉父に対する配慮(=贈与)だったろう。


小泉純一郎首相の厚生年金加入に関する質問主意書
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a159128.htm


だが、これもマスコミは執拗に取り上げたりはしなかった。


現在では、もうでたらめだ。
安倍晋三統一協会との関係や、下関市での公共事業がらみの話、何一つ問題視されない。こんなものまである。


岸元首相ゆかりの御殿場別荘地、市財産区が異例の購入
http://news.goo.ne.jp/article/asahi/region/K2006110204880.html


一過性の取り上げ方で済ましてしまう。なぜか無関心なのだ。


耐震偽装工事問題についても


イーホームズ藤田東吾社長川崎市役所直訴(1)
http://www.youtube.com/watch?v=gG7Se6mVbEU
参考:きっこのブログ
(http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2006/10/__ff61.html)


ほとんど、大マスコミが追求する様子がない。まとめ記事まであっても、その中に、この話は全く出てこない。


原子力もだ。スウェーデンで大規模な火災事故が起きたことは、全然報道されない。


スウェーデンの原子炉火災事故
http://www.spiegel.de/international/0,1518,448364,00.html
via:独立系メディア「今日のコラム」
(http://eritokyo.jp/independent/aoyama-column1.htm)


信じられないほどの統制ぶりと、それに疑問を持たない人々。
いいかげん、プラグを抜け。現実に目を向けろ。チャップリンの言葉に耳を傾けろ。


チャップリン・レノン・日本国憲法
http://blogblues.exblog.jp/4721371


最後の演説は心に染みる。「独裁者」が作られた時、アメリカは反ナチスではなかった*1。その中で、正面切っての行動に出た態度は賞賛されるべきだ。



感謝の意味を込めて、blog-bluesさんにTB。

*1:リンドバーグなどは熱心なナチ崇拝者だった