すごいよ!古森君。
南京事件が米国で映画化、基はあの問題本
国家安全保障を考える。(safety japan 日経BP)
http://www.nikkeibp.co.jp/sj/column/i/37/
日経が、先週に続いて飛ばしている。この間書いた、「南京大虐殺はなかった」
http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20061204#1165221607
に関する話。古森義久、相変わらずのバカ丸出し。
しかし多様な証言者、研究者たちの見解を総合すると、日本軍に殺された中国側民間人の総数はどうみても2万から3万、あるいは最大でも5万というのが客観的な推定とされる。アイリス・チャン氏の主張する30万以上というのは根拠がない。ちなみにこの犠牲者数は中国当局の主張と同じである。映画の宣伝文句で日本軍に殺された中国人の数として「20万以上」としたのも、そのへんの曖昧さからだろう。
客観的、ってどういう事だか。勝手に民間人に限定してしまっているが、南京事件の地域範囲や捕虜の扱い、敗残兵処理などによって、数字は上下する。
研究者たちの見解を総合すると、「数字に関しては確実な線は無いが、万の単位以上は資料によって確認できる。」というところではないだろうか。東京裁判では、「20万以上」という事になっている。
当時の資料、証言等から考えて、中国側の主張する30万を頭から否定する事は難しいが、映画関係者のコメントからは、彼等がかなり資料に目を通しているのは確実だ。アイリス・チャンの著作を基にしている、なんて、このトンデモさんの想像でしかないのに、何を言っているのやら。
いい加減、「恥辱の殿堂」がどうなったのか、示してみればいいのに。