LEDの進化どこまで
「効率はまだまだ上がる」と中村修二氏,米UCSBが無極性LEDの外部量子効率41%に
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061213/125393/
今回UCSBなどが開発したのは,(1)サイズが300μm角で,駆動電流が20mA時の出力が25mW,外部量子効率が最大41%の無極性 LED,(2)ほぼ同じサイズで,駆動電流が20mA時の出力が18mW,外部量子効率が最大30%の半極性LED,の2種類。発光波長は明らかにしていないが,中村氏が講演で示した資料からは,400〜450nm付近の青色であることが読み取れる(図2)。
中村氏は,無極性および半極性のLEDについて「外部量子効率はまだまだ上がる見込みで,60%超までは届くだろう」と予測する。
驚きだ。既に、自分が予想したレベルまで到達してしまうとは。外部量子効率が60%といえば、内部量子効率はほぼ100%ということか?
で、日亜もこんな発表を。
白色LEDの発光効率は150lm/Wへ,日亜が開発品を発表
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20061219/125627/
日亜は開発品をあまり出したがらないのだが、今回はCreeや中村教授にライバル心を燃やしたのか。
しかし、相変わらず量販品の効率は低いんだ。これが。
(日亜化学の製品サイト)
http://www.nichia.co.jp/jp/product/led-smd-powerled.html
載っている高効率タイプでも、せいぜい60lm/w。しかもこれ、電子部品屋で手に入らない。
早いところ、高効率タイプのLED使用のライトが出回ると良いんだが。
ちなみに、サンジェルマンのGENTOSのリゲルGTR(ややこしいな)を持っているのだが、
http://shop.gentos.jp/i-shop/category_s.pasp?cm_large_cd=2&cm_small_cd=14&to=cs
これは、結構明るい。お奨め。
照明の効率が上がるだけでも、総使用エネルギーは減らすことが出来る。効率上げるだけでなく、照明の無駄遣いも減らさなければいけないが。
しかし、これでFPDの勝者が決定してしまったかもしれない。つまり、LEDバックライトを採用したフィールドシーケンシャル型のLCDが、薄型テレビの勝者である。これは時間の問題だ。