シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

[トンデモ]人脈記 数学するヒトビト7 統計学者意地かけ証言

(前略)統計学者で名古屋大助教授だった吉村功(69)は71年3月、東京地裁であった裁判で、被害者側の証人として法廷に立った。その2年前、ある国立大の教授が論文で「サリドマイドの販売量と障害の発生率には相関関係はない」と、製薬会社側に有利な主張をしていた。吉村は証言に、統計学者としての意地をかけた。(略)

(略)吉村が証言する3週間前にも、原告側の証言に立った統計学者がいる。東京理科大教授だった増山元三郎である。(略)
(略)さらに、「サリドマイド罪をつくった側に科学的態度はあったか」と問われた増山は、製薬会社の論文を批判した。「論文のどこを探しても安全性の基礎資料が出てないわけです。どういう動物を使ってどういうことを見たのか、何も書いていない」(後略)
朝日新聞 12/19 夕刊)


その、”ある国立大教授”の名前も載せれば良かったのに。
今も同じだ。国の提灯持ち、御用学者に成りたがる輩は後を絶たない。複数の審議会だの検討会などに登場する学者は大体が提灯持ちだ。
国の定めた方針に異議を唱えれば、降ろされて他の学者にすげ替えられる。そして、二度は呼ばれる事はない。
理系だけではなく、文系でも同じだろう。竹中某、本間某、なんて連中が例かな。


下の記事もその一つ。一応、別エントリーを立てておく。