シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

住友商事,塗布技術で形成した透明導電膜を出展

住友商事は,塗布技術で形成できる透明導電膜を,2007年2月21〜23日まで東京ビッグサイトで「国際ナノテクノロジー総合展・技術会議(nano tech 2007)」に出展した。米Cambrios Technologies Corp.が開発した,バクテリオ・ファージというたんぱく質を利用することで,溶液を使った透明導電膜の製造プロセスを可能にした。
(中略)
透明導電膜を塗布したシートの利点として住友商事は,価格の安さと,基板を曲げた際の耐性が高いことなどを挙げる。製造工程で真空装置を使わないため,ITO膜を使ったシートよりも安くできると説明する。(後略)
(NikkeiBP Tech-Onサイトより)

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070221/127999/


今年は、所用でナノテク展行かなかったのだが、結構興味深い出展があったようで、残念。
上の記事では、「ITO膜より」って事はインジウムを利用しない、ということだろうか。インジウムの利用はあちこちで増加しているので、透明導電膜が出来るのなら素晴らしい話だ。
透明導電膜は赤外線を反射し紫外線を吸収するので(波長帯にもよるが)、安価でインジウム利用しないなら、家の窓ガラスにも応用が利くだろう。