シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

ゴア氏の不都合な真実の不都合な真実


アル・ゴア氏の「不都合な真実」に関しては、今まで取り上げてこなかったのだが、それはまだ静岡で見ることが出来ないから。一応、自分の目で見た後で感想を述べようと考えているのだが、シネ・ギャラでも掛ける予定は無い感じだ。
日本での上映では、日本語版や書籍版に不自然な省略がある、との指摘がある。


不都合な真実」と「不自然な省略」?(Mangiare!Cantare!Pensare!)
http://hideyukihirakawa.com/blog/archives/200701/202213.php


環境問題を個人レベルの規範やモラルだけに落とし込むのには賛成できないので、このへん映画(日本語版)を見てどうなのかな?という感じもするが、是非見てみたいところだ。
ちょっと驚きなのが、見た観客の感想。自分にとっては伝える内容については目新しいモノは無い。アメリカならともかく、「地球温暖化」なんて言葉が珍しくもなく使われる日本で、「内容にビックリした」というのは、どうかという気もする。自分の興味はむしろ、ゴア氏のプレゼンテーション手法にある。


さて、そのゴア氏にこんな話が。

ゴア元副大統領の不都合な真実…電気使用量は一般家庭の20倍

地球温暖化問題に取り組んでいるアル・ゴア(Al Gore)元米副大統領が、平均的なアメリカ人家庭の20倍もの電気を使用していることから偽善的だと非難されている。

環境温暖化を警鐘するゴアの姿を追った長編ドキュメンタリー、『不都合な真実(An Inconvenient Truth)』は25日のオスカーで最優秀長編ドキュメンタリー賞に輝いたばかり。

テネシー州ナッシュビルにある部屋数20のゴアの邸宅の光熱費は年に2万9,250ドル。テネシーのセンター・フォー・ポリシー・リサーチの資料によると、ゴア家が昨年使用した22万1,000キロワットの電気の年間使用量は、米国の平均家庭のそれの1万656キロワットの約20倍にものぼるという。

同センターのドリュー・ジョンソンさんは、「生活の仕方を説いている氏ですが、ご自身はそのルールに従っていませんね」とコメント。当のゴアの広報は、「より効率良くエネルギーを使う方法を思索中」だと弁解している。
(NCR2より引用)

http://ncr2.net/2007033126.php

アメリカの平均家庭の電気使用量は日本の2倍くらい、と聞いたことがあるが、その20倍だから、凄い電気使用量だ。もちろん、家庭や職業事情などにもよるが。ま、
「しない善より、する偽善」、ゴア氏には使用電力削減に取り組んで貰いましょう。


3/5追記:誤記を修正しました。修正前:アル・ゴル 修正後:アル・ゴア