シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

ゴア氏に捧ぐ

ゴア氏の参考になるように。ここで何回か紹介した「非電化」の話、まとまった形がインタビューで出ているので紹介。


電気を使わない「非電化」という選択肢(前編)
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/person/070223_hidenka01/


(後編)
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/person/070302_hidenka02/index.html
日経BPサイトより)


ナイジェリアやモンゴルでの話は、実に興味深かった。こうした考えはインフラ整備などにもよくある。鉄道とか、発電所とか、橋だとか。
藤村靖之氏がいうように、一番大きな問題は「選択肢」の問題だろう。環境問題で目に付くのが、「開発か環境保護か」とか「便利さか環境か」などの二者択一に押し込められること。
エネルギー問題でも、「原発が無かったら電力はどうする?三割も賄っているのに」などという言葉も出てくる。
だが、本当にその電力供給は必要なの?という例も少なくないわけだ。無理矢理、少ない選択肢に押し込んで「理解」を迫るよりも、多様な選択肢を用意して、最適な選択肢を選ぶ、その過程自体を楽しむ、そういうのが良いのだと思う。


じつは、トンデモ本扱いの「買ってはいけない」も、実のところは「選択肢の問題」だったのだ、が、次のエントリーに廻そう。