シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

粟ヶ岳登山

以前、新聞に載った「自転車で粟ヶ岳登頂 500回」に啓発されて挑戦してきました。


「自転車で登頂2年半で500回 藤枝の男性 掛川・粟ヶ岳」
http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20061225/1167035537


いやぁ、凄かった。粟ヶ岳の南斜面は遠くからもクッキリと見えるよう、斜面の木が伐採されて草に覆われている。若干残った林は、遠くから見ると「茶」の字が浮き出る。
その斜面をオッチラ登っていくのだが、結構な急勾配をつづら折りの道が続いている。ガードレールはあるものの、ほとんど素通し状態。片側は遮るもののない絶壁。たぶん40度ぐらいの傾斜なのだが崖から見下ろすとほぼ垂直に感じる。しんどい思いをしながら坂を登っていくと段々に見晴らしが良くなっていって、頂上付近では駿河湾まで見えるようになる。残念だが、ガスっていて、バッチリ見える、と云うほどでは無かったが、遮るもの無しの景色は絶景だ。


頂上まで50分ほど掛けて上がった。頂上にはレストハウスとTV中継塔、それから阿波々神社があった。レストハウスではうどんやソバが食べられるが、猪肉の入ったそば・うどんや変わった食感の阿波々うどんがオススメだ。手作りのクッキーや饅頭も美味しかった。


頂上へ上がって知ったのが、標高500mを超えていたこと。そんなに上がるのに50分、結構頑張ったと思ったが、500回上がった方は30分ほどで上がるというし、まだまだなのかも。件の方はまもなく600回になりそう。到底敵うところではありません。


頂上の阿波々神社では、無間の井戸、というのがあって、売り文句が「何でも願いが叶う」そうで、
「世界征服、酒池肉林、精力絶倫、不老長寿」
を願ってきた。
「何でも願いが叶うなら、『願ったことが何でも叶うようにしてください』って頼めば良かったじゃん」と帰ってから云われる。そりゃそうだ。


帰り道は、急な道をひたすらかっ降る。右に左に移る大パノラマをゆっくり楽しむ間もない。10分と掛からず下へ戻る。ここから還りが結構大変だった。登りで疲弊していたらしい。


走行距離:78km