シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

ハブダイナモ用LEDライト改造

自転車のライトは、CATEYEのHL-500Ⅱに外部電源用のキットを付けてハブダイナモで駆動している。最近だとLEDライトがめっきり明るくなって良いのだが、電池式は通勤に片道一時間弱かかる自分にはちょいと不足。かといって、ママチャリや通学用チャリのLEDライトは素晴らしく明るくなったが、クロスバイクに取り付けるには向かない。ハブダイナモからの取り出しもちょいと違うし*1
で、そのうちにいいライト出れば交換するか、くらいに考えていたのだが、たまたまSeoul Semi Conductor社(SSC)製のZ-Power P4というLEDが手に入った。

Z-Power P4 Series
http://seoulsemicon.co.kr/_homepage/home_jap/product/product.asp?topCODE=1&midCODE=25


このP4、現在のところ発光効率が最高の100lm/wレベルで、1w級の素子である。いつまでたっても高効率品を市販してくれない日亜化学よりも良いので、こいつを利用してハブダイナモ用LEDライトを自作してみる事にした。


利用したのはPanasonicのNL-840。これ以降のNL-840Bに比べると旧式になったので、こいつのLEDをP4と交換して、ついでにハブダイナモからの電力で動くようにする。
ハブダイナモは定格が6v、2.4w交流だからそのままでは利用できない。NL-840は単三電池4本直列で駆動するタイプだから、この電源回路をそのまま利用することにして、電源回路にハブダイナモからの出力を整流して入れることにする。これは電気部品屋でブリッジ素子を買ってきて解決。脈動を押さえるため並列にコンデンサーを入れる。これを電源回路に繋ぐだけだが結構手間取った。
ハブダイナモは速度が上がると定格以上の電圧になり、電源回路も単純に抵抗で電圧を落としているだけだから、高圧がかかるとひとたまりもない。「どうすべ?」と考えて電源に並列にツェナーダイオードを入れた。電源に8v掛かるとダイオードに電流が流れ、回路全体は電圧降下するようにした。
しかし、実際に流してみると、P4が比較的大容量OKなのか、回路全体で500mAくらいまで流れてびくともしない。
これならハブダイナモが全開しても、電圧はとても上がりやしない、と言うことで、ツェナーダイオードは省く。整流回路をNL-840の内部に押し込み、取り出し線をハブダイナモに繋ぐ。
若干の脈動が出るが、どうやら付けたコンデンサーでは容量不足だったらしい。でも、充分に明るいのでそのまま利用することにする。


スポーツタイプ(ロード、MTB、クロス)にも利用できるような高性能のハブダイナモ利用のLEDライト、どこか市販しませんかね。結構いいと思いますよ。


[rakuten:worldcycle:10007857:detail]

*1:自分のは二本線取り出し、一般のは片側がGNDに落としてある