シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

メモ

サハラ砂漠でお茶を
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/column/shimamura/070821_sahara01/

「アフリカや中国では、どんどん森が消え、砂漠化が進んでいる。このままでは、地球環境は悪化する一方だ。もう人類も長くないだろう」

「世界中で80万人が飢えているというのに、こんなもったいないことばかりしていたら、地球はダメになるぞ」

この頃、毎日のように、そう囁かれる。けれども、妙じゃないか。これまでずっと“地球に悪い”消費生活こそが豊かさの証だと信じて、突き進んできたのはいったい誰だろう。消費は美徳だと教え込んできた大人たちが、今になって「どうも、度が過ぎたようですな」と、溢れる商品に囲まれて戸惑う子供たちに呪いの言葉を吐くのは、何だかちょっと腑に落ちないではないか。

滅亡の序曲を奏でる、不安でグローバルな数字に憔悴しながら、眉間に皺を寄せてばかりいても始まらない。このペシミズムの淵から何とか這い上がれないものか。

現実に目を背けるのではなく、さりとてペシミズムに陥るのでもない、生き方。