石井孝明氏に捧ぐ
以前紹介したドイツはフライブルグのヴォーバン。
後半も実に衝撃的なので、このブログに来た方に一読をオススメする。
というか、絶対に見ろ!
・世界の注目を集める最先端エコロジー住宅地(前編)
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/report/071127_freiburg01/
・世界の注目を集める最先端エコロジー住宅地(後編)
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/report/071204_freiburg02/
このヴォーバン、特別なハイテクを利用したりはしていない。なのに、この実力。まさにゲルマン魂*1。
このレポート、実は最後が一番ビックリした。
しかし、ヴォーバン住宅地は1ha当たり140人という、高い人口密度を抱える住宅地なのである。
以前に、都市の基準を1平方kmあたり2万人、とマイ定義した。これは、近代までの都市を基に割り出したのだが、大体1〜2万くらいに納まれば、都市として効率的と判断したわけだ。つまり、1haあたり100〜200人である。
このヴォーバンは、その写真から窺えるのは到底「都市」のイメージで捉えられない牧歌的なさまなのだが、日本の「地方都市」よりよほど、「都市」であり、効率的なインフラ活用が可能なのである。
これは、ハッキリ云って従来「田園都市」のモデルとされたレッチワースにとって代わるべき、新しき「田園都市」像と云えるかも知れない。
自分などは、このヴォーバンに付け加えたら、きっと効果が上がるだろうシステムが10以上は思いつく。まさに、未来を指向した都市のモデルなのである。
すでにドイツはこの地平まで来ている。COP13が日本の不利益、なんて云っていると、置いてきぼり喰うのは間違いないだろう。
*1:ここは適当に云ってます。取り合わないでください