シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

「三笠」に乗り込む!

メタミドフォスやらカビ毒アフラトキシンやらの事故米不正転売で最近騒ぎの「三笠」。電凸など生ぬるい、直凸ぢゃ。厳重な抗議をするため、乗り込んできましたよ。


JR根岸線で「横須賀」で降りると、国道に沿って南下。看板の地図を見つつ、“悪の巣窟”へ向かいます。
出たな! 「三笠」め!!

………。何か違う。

ん? こ、これは「戦艦三笠」。「三笠」違いかぁァァァァッ!
しかし、この看板の説明も味わいがあるなぁ。

日本民族の誇り、って、そこまで云いますかね?
中に入ります。見学料は500円。明治時代の戦艦だし、大和やら何やらに比べりゃ大したことは無いでしょ、などと思っていたのですが、昼の気怠い陽気の中、どでかい砲塔が偉容を誇っております。内部は色々な説明が書かれておりますが、微妙に旧帝国海軍の栄光よもう一度、の雰囲気や国家観が窺えてほほえましくなってしまいます。いつまで経っても「坂の上の雲」なんですね。


一番驚いたのが、季刊誌「東郷」。そのネタで延々と引っ張りますか。
中の説明を追っていって知ったのですが、「三笠」って国や自治体が保存していたわけでは無いのですね。三笠保存会なる団体、旧海軍・海上自衛隊OBらが設立したようです。なるほど、だからこその味わいのある説明文だったのですね。
「記念ノート」にもチラホラ電波がかった文章が見受けられます。
たっぷりと三笠を見学して出てくると、昼過ぎになっておりました。


そういえば、横須賀には米兵もお墨付きのハンバーガーを食わせてくれる店があるって云ってたなぁ。ということで、「三笠」のお土産屋で聞いてみました。
しかし、「横須賀海軍カレーは知ってるけど、ハンバーガーは知らないなぁ」との事。頂いた横須賀の観光マップにも載っていない。しょうがないからネット検索してみると、「ハニービー」という店がそこらしい。米海軍基地の門の近く、というので捜してみると、見つかりました、ハニービー。

客は自分だけ。早速、チーズバーガーとビールを頼みます。昼からのビールって、本当に美味しいですね。余談ですが、働く事を当然視しない社会が望ましいのは同意しますけど、自分自身は働くことを選択しますね。研究好きですし、何より常日頃働くからこそ、休みの日に昼からビール飲むのが快感なわけで。サウナの後のビールみたいなものです。

さて、チーズバーガーは、炙った牛肉ってこんなに美味かったっけ?と思うほど美味しい。○ドナルドのパテとは比べものになりません。
店のおばさんに聞くと、普段は夜、それもドブ板で飲んできた米兵がシメで来る深夜に客が多い、との事。その人気が高いもの、ということで、タコスを頼みます。再びビール付き。

これも美味しい!ただ、辛さは大したことはなく、ちょっと甘い感じ。ビールによく合いますなぁ。
ここまでくれば、とことん試さないとねぇ。
で、チリドッグを頼みます。またまたビール付き。像がぶれているのは酔っぱらってるせいです。

えー、正直言って、美味しかったような記憶はあるんですが、三本もビール飲んじまったのでよく覚えていません。アホですな。
ともあれ「ハニービー」は良いお店でした。


ドブ板は真っ昼間だったせいか、単なる商店街でしかありませんでした。夜は違うんでしょうね。裏路地には銭湯もあったりして、意外に風流な街です。


帰りに横須賀海軍カレーも買って帰りました。味はまたいずれ。