シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

いい加減にしろよ、お前ら

野菜刈り取られ…涙ぐむ園児 保育園の畑を大阪府が行政代執行
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/081016/lcl0810161139000-n1.htm


この記事(via:hokusyuさん)だけでもイラっときたのだが、ブックマークコメントのひどさと、さらにひでぇエントリー。


保育園のイモ畑を潰した大阪府は本当に鬼畜なのか?
http://d.hatena.ne.jp/KoshianX/20081016/1224141158


いい加減にしろっての、オマエは狐じゃなく、イヌだ。
まず、サツマイモの植え付けの件だが、生育状況は様々。場所や種、天候によって生育状況は違う。
実際、自分の周辺ではまだ収穫してない畑はごまんとある。
ネットで調べた、だと?ボンクラめ。自分の目で近所の畑見てこい。
まさか、サツマイモの畑がどういうものか知らないんじゃないだろうな?


だいたい、係争中の代執行の場所で、いつ植えるか、いつ収穫するかは地主と借り主の問題。
なんで、行政、それも土地を取り上げようなんてところに配慮しなきゃならないんだ。
「さ、さ、キレイに片づけておきました。どうぞ、存分に利用してください。」
バカだ。

「適正な補償」が無ければ土地収用ができないことがうかがい知れる。では大阪府が行った補償の内容とはなんだったのか。保育園から遠い土地の提供だったのか。土地が買えないほど少ない額だったのか。記事からはまったく読み取れない。

代執行の現場を見たことも無い訳か?強制収用における「適当な補償」とは、金額の多寡でしかない。自分の近所(静岡空港第二東名近く)では、そんな例がごまんとある。
陳腐な言い方かも知れないが、「金に換えられない」ものは考慮されないのだ。
で、行政がその認識で済ますのは連中の職務の問題だ。だが、パンピーがそれを「理解」しちまったらイカンだろ?


それから、id:yachimon、てめぇ全然判ってなかったじゃねぇか。なんだ、このブックマークコメントは?


http://b.hatena.ne.jp/yachimon/20081016#bookmark-10425802

子供たちの涙を盾に抵抗する大人たち、か。お前、子供らにその光景見せる意味わかってんだよな。みんなで仲良く焼き芋しろよ。


わかってんだよな、だと?オマエはわかってんのか?
いいか、行政のえげつない振る舞いに対して抵抗していいんだよ。法がどうであれ抵抗していいんだ。
法は全てじゃない。より良き方向へ変えていける。そのために、訴え、アピールし、抵抗し、仲間を集めていいんだ。でなきゃ、それこそ労働法制さえ無い世の中だったろうよ。


一番怖ろしいのは…。
http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20080415/1208249471


法の精神
http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20080418/1208509749


それから、大概の連中は「ムダ公共事業」には反対じゃなかったのか?ハコモノ公共事業には反対のリベラルはもちろん、ネオリベにとっては「公共事業」は景気浮揚の力は無く財政を傾けるから反対じゃないのかよ。「第二京阪」なんてものは、たしか高速道路民営化問題で取り上げられたような代物だろ?そんなムダハコモノを、公務員給与は下げるわ、福祉・教育関連予算はがんがん削るわ、のハシモトが、ガキが泣いてもごり押ししているってのはどう思っているんだ。
単に、行政に抵抗している人たちが気に入らない、そうじゃないのか。


いいか、もう一回書いてやる。良く読め。

本当に恐ろしいのは抑圧される事ではない。抑圧されている事に気づかない事だ。そして、抑圧されなくても抑制してしまうことだ。抑圧を打破する人を憎むことだ。