シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

力と技のV3 レッド・クリフ

三国志でおなじみ「赤壁の戦い」をジョン・ウーが映画化。二部作なので、赤壁の戦いに先立つ経緯が語られる。後漢末、漢王室を押さえ、華北を制圧した梟雄曹操は天下統一を実現するため南征に乗り出す。曹操の野望を阻まんとする劉備は大軍の前に敗走。諸葛孔明は呉と同盟を結んで曹操に対抗せんとするが…。




三国志は自分も横山光輝版で見知った口だが、楽しめた半面、見る目が辛いのは仕方ないか。
個人的には、関羽張飛には、技巧というより圧倒的な豪傑ぶりを見せて欲しかった。なんか、技を駆使する関羽張飛は豪傑っぽくない感じ。趙雲が一番イメージに近いかな。劉備はオッサン過ぎ(史実ならそれでもいいのだが、フィクションなのだから若くていいのだ)。
それから、周瑜孔明の駆け引きもあっさりした感じ。まぁ、それは尺からいってしょうがないのかな。金城の孔明は意外にしっくりきていた。合戦のおもしろさでは、チャン・イーモウの方が上かな?水戦はパート2に期待でしょう。個人的には姫様が一番気に入った。現代的な価値観の女性として描かれていて好感が持てる。
最後に。生まれた子馬の名前。「萌萌にしましょう」モエモエって…。椅子の上でずっこけた。

三国志 1 (潮漫画文庫)

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