浜松がヤバイ
先日、浜松に行ってきた。で、浜松のブラジル人労働者がどうなっているか知りたかったのだが、予想以上にやばいようだ。まず、浜松の中心地にブラジル人の姿が見えない。普段は特に意識しなくてもポルトガル語の会話が聞こえてきたものだが、ほとんど姿を見掛けない。
駅の近く、ガード脇にあるブラジル人向け食料品店の「セルヴィツー」にも行ってみた。
セルヴィツー (SERVITU)
http://r.tabelog.com/shizuoka/A2202/A220201/22000167/dtlrvwlst/496785/
ここはテレビでも取り上げられた様々な食料品や雑貨、そしてカフェテリア式の食堂が併設されていて、ブラジル人で賑わっていた。ところが、行ってみると人影がない。店の前のシュラスコ売りも、さまざまなチラシも、何もない。明かりも落ちている。かろうじて店はやっているようだったが、人気はない。
マスコミで伝わる状況よりはるかに、浜松の労働状況は悪化しているのだ。企業関係者の話だと、一気に4〜5割ほど減産している、とのこと。全体にそれが及べば、解雇される非正規労働者の数は現在の数字よりだいぶ増すだろう。
しかし、安価な労働力として重宝しながら、しかも派遣会社の多くは様々な形でピンハネしたうえ、あっという間に解雇、住むところさえ定かでない。市民の反応は「治安の悪化が心配」って、彼らの心配はしないの?
こんな使い捨て状況でありながら、移民政策ってどうかしている。自分は、移民自体は悪い事とは思わないが、安く使い捨てられる労働力、として扱うなら反対だ。使い捨てられたブラジル人達、帰国費用があれば幸いだが、帰国もままならない人々も多いという。既に日本で生まれ育った子供達や、彼らを含むブラジル人家庭はどうしたらいいのか。
全て構図は同じだ。人を使い捨てるな、と声を上げよう。
くだらない定額金給付などはやめて、必要な政策に使え、と叫ぼう。
衣食住は人間の生活の基本だ。その対策は最低限行え、と主張しよう。
でなければ、他人事じゃ無くなるよ。
参考:
・ブラジルふれあい会
http://www.brasilfureai.org/
・浜松在住の在日ブラジル人支援サイト「Porta!aberta ポルタアベルタ」
http://porta.digital-sensation.jp/