シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

コップの中のミルク

コップ半分のミルク。まだ半分残ってる、と考えるか、もう半分しかない、と考えるか…


このところ、クルマに乗る状況が多い。天気が悪いせいか。と、すっかり自転車に乗れないストレスが貯まってしまうね。で、気づいたこと。
クルマに乗って30km/hというのは、アクセルをほとんど吹かさない状態。エンジンも静かだし、まるで這うようなのろさにしか感じない。車列を前に見ながら、イライラしながら進む速度。それが30km/h。


ところがだ、自転車に乗っている時には30km/hで走る、というのはちょっと違ってくる。かなり気合いを入れないと出せるスピードではない。自分の場合、1時間走り続けるには速すぎるペースで、25km/hを超えたあたりで、頭の中でクイーンの“I was born to love you”が流れてくる*1。気分は高揚して爽快。30km/hでしばらく巡航出来る時は、高笑いでもしたくなるほどだ。


そうして考えると、自動車ってのはえらく損している感じがする。同じ30km/hでも片やジリジリとし、片や気分爽快なのだから。どっちにしろ、街中では移動速度は信号で律速されるから、自転車で気分良く走ろうが、自動車で焦れながら走ろうが、掛かる時間には大差が無い。
だったら、自転車で移動する方がなんぼか得な気分だろう。


そんなことを、渋滞に嵌りナメクジの這うようなスピード、で目的地に向かいながら考えてしまうのだった。

Greatest Hits 1 & 2

Greatest Hits 1 & 2

*1:アサヒのCMで佐藤琢磨が自転車でもがいているシーンで使われていた