シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

戦場の村

メモ代わり。またいずれ詳しく。


ベトナムソンミ村虐殺事件謝罪 米陸軍元中尉、41年後に
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009082301000079.html

 【ニューヨーク共同】ベトナム戦争中の1968年、米陸軍部隊が南ベトナム(当時)の村を襲撃し、女性や子供ら500人以上を殺害した「ソンミ村虐殺事件」で、部隊を率いたウィリアム・カリー元中尉(66)が22日までに、41年の沈黙を破って当時の状況を語り、犠牲者と家族らに謝罪した。

 米ジョージア州コロンバスの地元紙によると、カリー氏は19日、同地で開かれた実業家の昼食会に招かれ、事件について「良心の呵責を感じなかった日は一日たりともない」と振り返るとともに、犠牲者とその家族、当時の部下らに「大変申し訳ない」と謝罪した。

 カリー氏は「上官の命令に従って殺害した」という当時の説明を繰り返しながらも「(命令に)従った自分が愚かだったのだろう」と語った。

 米軍当局は当初、死者の大半はゲリラ兵士だったと主張したが、69年11月に米マスコミが真相を暴露。米国内で開かれた軍事法廷で上官らは無罪だったが、カリー氏は終身刑を言い渡された。その後、減刑され仮釈放の身となっていた。

 同事件は、米国内外でのベトナム反戦運動盛り上がりにもつながった。


戦争によって正当化される殺人。しかし、いかに正当化されようとも良心の呵責は澱のように心の奥底へ溜まっていく。であれば、殺人を正当化される方が当人にとっては辛いことかも知れない。謝罪による赦しも、罪の贖いも受けることが出来ないのだから。

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