シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

はじめの一歩

ども。亀田兄弟は大嫌いだが、ボクシングは大好きシートンです。
ボクシングといえば、そう、「はじめの一歩」ですね。連載開始時から読んでるんですが、いつのまにか大長編マンガとなってしまいました。自分が生きている間に一歩が世界チャンピオンになる日は来るのか…。
で、現在、連載では“野生の天才児”ウォーリーとの試合が続いています。キャリアは僅かなれど天才的センスによって一歩を子ども扱いのウォーリー。果たして一歩に逆転の目はあるのか、というところなんですが、今週か来週には間違いなくあれが出ますね。

「10cmの爆弾」。
「10cmの爆弾」というのは、大長編スポーツ伝奇アクションバイオレンスロマン、狂ったボクシングマンガ「B.B」に登場した必殺パンチ。主人公が脅威のディフェンスを誇る相手に通じるパンチを、という事で編み出した、相手にほぼ密着した状態から放つパンチなのだが、その威力から「爆弾」と異名をとる。なにせ、カウンターで決まれば相手を死に至らしめるボクシング界初めての“禁じ手”*1
もちろん、「10cmの爆弾」にもモデルがあって、有名なのはブルース・リーの“One inch Punch(1インチのパンチ)”。

相手に密着した状態から繰り出したパンチによって相手をふっ飛ばす。中国拳法で「寸勁」と呼ぶヤツね。


八極拳寸勁
http://homepage2.nifty.com/TanTan/Sunkei1.htm


一応、「はじめの一歩」には伏線が結構あって、島袋戦でダウンを奪ったパンチ。あれがまさにそう。現在のウォーリー戦で炸裂すれば、まったく警戒していないウォーリーの肋骨がへし折れるか、ダメージを喰らった事による恐怖感で、今までのような余裕な戦いが出来なくなる。その場合、一歩に詰め将棋のように追い込まれるだろう。
一歩は、ミドルレンジではデンプシーロール、ショートレンジで「10cmの爆弾」という必殺技を携えて日本チャンピオン王座返上、世界挑戦、となる展開を予想するのだが、どうかな?
少し希望的観測として取り上げてみました。明日には判明するでしょう。では。

修羅の門(1) (講談社漫画文庫)

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はじめの一歩(90) (講談社コミックス)

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*1:もちろん、マンガでの設定