シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

震災被害に遭われた方にお見舞い申し上げます

震源から遠く離れた静岡ですが、私にも影響がありました。
たまたま県の東部へ出ていたため、交通の混乱に巻き込まれたのです。
静岡では、地震の前にまず停電がありました。何があったのか、と様子を見に出ると、しばらくして周囲が騒ぎ始める。あまりに長周期のゆったりした揺れだったために眩暈かな?と思ったのです。
この段階で
「停電が地震の影響だとすれば、地震波到達よりだいぶ早い。という事は震源距離は数百キロは離れているから、人が感じられるほどの規模となると、阪神淡路大震災より巨大な可能性があるぞ*1
と感じました。まさか、東北が震源域だとは思いませんでしたが。
次々と情報が入り始めて、特に津波の怖ろしさは衝撃的でした。
スライムのように広がりながら、次々と何もかも打ち砕き飲み込み広がっている様には声もありません。その後の展開は皆様もご承知でしょう。


さて、津波の危険性から、静岡県内では富士市静岡市清水区の間、蒲原・由比・興津でJRも国道も東名高速道路も通行が止められてしまいました。
この段階で、一旦は帰宅を諦め一泊することにしたのですが、ホテルの類は満室になっていました。空きのホテルを探したくても、私の携帯電話 ソフトバンクですが はネットに接続はおろか、ずっと圏外状態が続いています。電話も何も利用できません。道端で車を駐めて夜を明かす事も出来ないので、どうせなら、と帰宅の覚悟を決めました。
夕飯を食そうとしたら、ずっと続く停電のせいか、外食の家族連れが多い。それと子供の帰宅のための車が増えたのか、道路網はあちこち渋滞。しかも、ところによって停電で信号も点灯せず。警官が交通誘導しています。
ようやく、誘導にしたがって富士川を越え、国道52号線を目指し北上。国道52号線清水区興津まで続いています。しかし、道が細く、興津は通り抜け規制されているため、さらに細い迂回路を抜けます。すれ違いがやっとのところを進むため、結局帰宅は翌朝となりました。


今回の地震で、交通・通信網のあり方や、予想していた原子力災害などに関しても云いたい事は多々ありますが、現在は控える事にいたしましょう。
ただ、ソフトバンクは解約を真剣に考えております。


私の知人も多数被災してしまいました。皆が無事でありますよう願っております。
では。

*1:静岡県では、富士川以東は東京電力管区になるため、東京電力の送電トラブルの影響があります