シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

火星の大幻酔 シートン

ども。ご無沙汰しておりました。シートンです。
ちょっと気分転換に遠出でもしようかと旅行に行ってきました。

行ってきたのは火星です。



火星へは最寄りの富士山静岡空港から27時間のフライト。なかなかお手軽な宇宙の旅。
見えているのが航宙路線のFDA(Foolish Dream Astroline)の機体。火星航路用らしくマーズカラーですね。


次の写真は火星の大気圏に突入した直後です。雲が広がってます。


雲の下には火星の荒々しい風景が覗いています。


やはり、テラフォーミングが進んだとはいえ、乾燥しているんですね。水分は低地に集まっているそうです。


火星のシルチス宇宙港でのドッキングポート通路です。ずっと続いてます。

えんえんと通路を進まないと外へ出られません。重力が小さいのが救いです。宇宙港では警備員の姿を多く見掛けました。

火星の赤道部は比較的温暖で水も豊富です。テラフォーミング時に播かれた植物もだいぶ育っています。



湿地帯も大きく広がっています。


水芭蕉まであります。ちなみに水芭蕉は英語でスカンクキャベツといって、あまりいい扱いを受けないようです。


水辺近くに棲むネコたち。



なんで、これほどネコがいるのか?しかもあまり人に馴れていませんね。
答えが、この廃墟。


火星への初期の移民が住んだ家屋痕です。思ったより湿潤化が進んだため、住めなくなった地域なのだそうです。度重なる移住の最中にネコたちも捨てられたんですね。


さて、現在の火星移民のおうちに招待されました。


半分地面に潜ったような構造になっています。改造前に比べれば穏やかになったとはいえ、火星の昼夜で激しい温度差をしのぐには半地下式が良いらしい。
屋内には室内を暖める蓄熱式の暖炉もありました。とても居心地はいいです。


写真は太陽系最大の火山、オリンポス山です。高さは3万メートル以上。火星の薄い大気で考えるなら、その頂上は大気圏の外へ顔を出しているような状態です。登ってみたいなぁ、とも思いますが、とても無理っぽいですね。


その近くには、巨大な大地の裂け目、マリネリス大海峡があります。かつては大渓谷と呼ばれましたが、水が満ちて海峡となりました。
写真は対岸を撮したもの。


火星の先住民にも会いました。


僅かな時間の滞在でしたが、なかなか興味深い光景でしたよ。皆様もぜひお出かけを。

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