シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

これが素晴らしいと思うなら…

強制収容に抵抗 日系人に勲章
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120530/k10015473641000.html

第2次世界大戦中にアメリカ国内に暮らす日系人の強制収容の違法性を訴え続けた故ゴードン・ヒラバヤシ氏に対し、アメリカ政府は、人権の保護に向けた行動をたたえるため、一般市民としては最高位となる勲章を授与し、オバマ大統領から夫人に直接、勲章が渡されました。

日系2世のゴードン・ヒラバヤシ氏は、第2次世界大戦中、アメリカに暮らす日系人を砂漠地帯などに強制的に収容することを定めた大統領令に従うことを拒否し、有罪判決を受け、その後、憲法違反だとして最高裁判所まで争うなど、一貫して強制収容の違法性を訴え続けました。
ヒラバヤシ氏は、ことし1月に93歳で亡くなりましたが、アメリカ政府は、人権の保護に向けたヒラバヤシ氏の行動と勇気をたたえ、一般市民としては最高位となる「大統領自由勲章」を授与することにしました。
ホワイトハウスで29日、行われた授与式には、ヒラバヤシ氏の夫人が招かれ、オバマ大統領は「ヒラバヤシ氏のように間違ったことに立ち上がった市民のおかげで、アメリカはよりよい国になった」と述べ、その功績をたたえ、夫人に勲章を手渡しました。
日系人の強制収容を巡って、アメリカ議会は、1988年に強制収容によって人権が侵害されたことを認め日系人に謝罪するとともに、政府が賠償を行うことを定めた法律を制定しています。


人権侵害の不当性に対する異議申し立てと、それに対する(時間は掛かったが)正当な評価。
これが素晴らしい、と思うなら、次の事も、真剣に考えて欲しい。


東京で慰安婦写真展が突然中止…運営会社「理由明かせない」
http://japanese.joins.com/article/679/152679.html?servcode=A00§code=A10

「写真展ができなかった場合、東京でストリート写真展でも開きます」

日本、名古屋で制作活動をしている写真作家アン・セホン(41)氏は怒りが収まらないようだった。

彼は来月26日から7月9日まで東京、新宿の展示場「ニコンサロン」で写真展を開く予定だった。 展示される作品はアン氏が2001年から2005年まで7回にかけて中国を訪問し、撮影した朝鮮族従軍慰安婦のおばあさんたちの写真38点だった。昨年12月、審査委員5人で構成された主催側選定委員会の審査で作品性を認められ展示が決定した。

だが、カメラメーカーであるニコンが運営する「ニコンサロン」側関係者は22日、アン氏に電話をかけてきて「展示が中止になった、理由は明かせない」と一方的に通知した。ニコン側は「名古屋に行って謝罪したい」と話しているが、アン氏は「単に謝罪のためになら来る必要はない。写真展を予定通り開催してほしい」と要求した。

ニコン側の突然の写真展中止は日本の右翼勢力による圧迫に屈服した結果だと思われる。アン氏の展示会が差し迫るとインターネット掲示板などには「歴史ねつ造に加担する売国行為だ」「外国の一方的な主張を代弁していいのか」などの非難コメントが相次いだ。

写真展中止に対してニコン側は「写真展開催と関連して(右翼勢力などから)抗議があったことは事実だが、中止は諸般事項を総合的に考慮して判断したこと」とだけ明らかにした。

アン氏は本紙との通話で「ニコン側が納得できる理由を提示しない限り展示中止を到底受け入れることはできない」と述べた。朝日新聞も関連記事を扱うなど、写真展中止に日本のメディアも関心を見せた。

断固としてアン氏を支持する。