シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

参鶏湯(サムゲタン)はそれほど美味しいモンじゃなかった

なんか、サムゲタンが話題になっているみたいだけど、サムゲタンねぇ。

ホテイ サムゲタン 濃縮タイプ 500g

ホテイ サムゲタン 濃縮タイプ 500g

韓国料理店に入ってサムゲタンを頼んだとき、期待とエラい違うんでビックリした。こちらは、丸鶏の煮込み、しかも薬膳!という事もあって、こゆい味を想像していたのだが、非常にアッサリとした薄めの塩味。
「なんか微妙。 醤油欲しくね?」
「テーブルのコチュジャンでも混ぜる?」
みたいな感じで、どうにも物足りない感じの一品だったのだ。
が、その後、身体が温まるコト。ぬくい、ぬくい。ショウガが効いたのかどうか判らないけど、手先とかホカホカとして
「やっぱ、薬膳スゴイ! 」
などと思った。
しかし、やっぱ韓国料理と云ったらカルビなど焼き肉。または、チゲやら辛めで、味こゆい料理がメインで喰いたいし、なので、その後食べたこと無い。鶏料理ならダッカルビ頼んじゃうし。

自家製ダッカルビ500g(冷凍)

自家製ダッカルビ500g(冷凍)


サムゲタンは病人の回復期に喰わす料理だろ。


さて、このエントリーを書こうと思ったのは、サムゲタンというより、煮込み料理について一言あったから。
炊飯器やら圧力鍋やらが話題に上がっているけど、みんな、真空断熱調理器による保温調理がオススメですわよ?

しっかりとした真空断熱調理器があれば、内鍋を火に掛け、煮立ったら火から下ろして外鍋に納めて放置しておけばいい。
真空断熱調理器が高価だ、という人には、加熱後の鍋を毛布で包むのもアリ。自分は新聞紙でくるんだ後に、発泡スチロール箱(スーパーなどでもらってきたヤツ)に放り込んでいる。
意外に利用出来たのが、フリース衣料。フリース衣料でくるむと保温性に優れて、しかも嵩張らなくて便利。重ね着で性能アップするし。

保温調理には、炊飯器や圧力鍋に無い利点もあって
・煮崩れない。
グラグラと沸騰させ続けないので、形が保たれているのに芯まで火が通っている。味もしっかり染みるし。おでんなどをやるには最高。
・アクが出にくい。
アクは水溶性のタンパク質が熱で固まったものなので、煮続けるとアクが出る。保温料理はアクが出るほど高温を維持しない。でも、充分に調理可能、という感じ。

例えば、おでんでもカレーでも、シチュー、ポトフ、など煮込むのが美味しい料理は、朝に具材を放り込んで火を通し、放置しておけば、帰宅後にも温かい*1。気になるようなら、帰宅後にもう一回火を通しても良いし、自分は、小分けにしてレンジでチンする。
これからの季節、光熱費も抑えて美味しい料理が出来るので是非お試しを。


ついでに炊飯器で出来る、極上のご飯ものを。
用意するもの
コメ:炊飯器で炊く分量
豚の角煮:レトルトでも何でも 量は一合分に付き50gくらいが適当だが、多めでも大丈夫
日本酒:大さじ2杯 自分はコップ1/4くらい入れるが、多いと酒の匂いが強いかも
薬味:わけぎ ゴマ 山椒 もみ海苔 みつば などなどお好みで

角煮 豚角煮 500g入り(約12?14枚)

角煮 豚角煮 500g入り(約12?14枚)

作り方
・コメを磨いで水を張る 量は少なめでご飯は固めの仕上がりになるように
・炊飯器に酒を加えて、コメの上に豚の角煮をそのまま置く、レトルトのタレも一緒に加える
・ご飯を炊く

それだけ。炊きあがったらワシワシと角煮がほぐれるようにご飯に混ぜ込む。あとは、盛りつけて薬味を添えて出来上がり。ごはんを固めに焚くとほぐれた角煮が巧く混ざりやすい。柔らかめだとほぐれにくい感じだ。美味いよ。


追伸

http://b.hatena.ne.jp/letterdust/20121114#bookmark-119738786

letterdust
チェーン居酒屋じゃなくてネイティブ韓国人やネパール人や四川人のやってるお店で一人飯が多いので参鶏湯もキーマカレーも油淋鶏も普通なわたしはリア充なのっていいのか… 2012/11/14

id:letterdustさん。浜松周辺のネイティブ韓国人やネパール人や四川人のやってるお店、ぜひ教えてください。西部方面はさっぱり判らないので。

*1:カレーやシチューは、必ず火を止めてからルーを加える事。保温料理の場合、スパイスの香りや味が引き立ったまま、まろやかになるメリットもある