シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

セクハラ福田の話は周回遅れ

こんばんは。福田”手しばっていい?*1”元財務省事務次官テレビ朝日記者に対するセクハラ事件ですが、相変わらずエクストリーム政権擁護の方々が凄すぎでドン引きです。
ソ連中によると、告発した記者はハニトラ*2なうえに、セクハラを受けていたのになぜ記者は役を降りなかったのかと指弾され、テレ朝は部下のセクハラをもみ消そうとしたクソ、だそうです。それぞれが、「ヤカンの穴」*3のように矛盾する話ですが、とにかく政権擁護が出来ればいいので、こういう話が普通にできるのでしょう。“普通の日本人”スゲー。
そのアクロバットな言葉の中からは、なぜか福田氏の責任を問うものは薄れていきます。
しかし、このアクロバティックな政権擁護の言葉が、むしろテレ朝上層部の最低の言い訳「個人の特定や二次被害の懸念を理由に「難しい」」にある程度の説得力を持たせているのが皮肉です。


もともと、「#MeToo」の運動は、ハリウッドの大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ告発を受けて、大勢の被害者が二次被害を恐れて口を噤まざるを得なかったのを、“MeToo”私も(被害者)と声を上げることで告発者の行動を支持しよう、というものです。相談を受けたテレ朝が為すべきは、告発した女性記者を隠すことではなく、その勇気ある行動をサポートすることでした。隠そうとしたテレ朝は非難されて当然ですが、もともとの元凶は言うまでもありませんが、福田氏です。
ですから、彼の人の批判無しにテレ朝を非難することはできないはずです。遅まきながらもテレ朝は告発者を支える姿勢を示しました。一方、福田氏は未だに愚にもつかぬ言い訳を行い*4、麻生氏はそれを問題視しないばかりか、被害者軽視発言を行う始末。
「#MeToo」運動が全世界に拡がる中*5財務省財務省官僚元トップの態度がどう取られるか考えないのでしょうか?


さて、告発者をハニトラ扱いするエクストリーム政権擁護の方々ですが、それほどセクハラが嫌なら担当を降りなかったのか、という意見が散見されます。
もう、これは論外ですよね。なぜ、セクハラによって被害を受ける側が辞めなくてはならないのか。これは、女性は夜道を歩くな、の話と同じなのです。8年も前の話にすら追い付いていないのです。


男は夜道で刺されても当然
http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20091202/1259763746


男は性犯罪を防ぐために外出制限されて当然
http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20091203/1259844768


男をルドヴィコ療法に掛けるのは当然
http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20091205/1260004523


「男はケモノ」が「女性の自衛」と結びついていること自体が差別
http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20091203/p1


女性記者を取材に付けたらセクハラを受けるのであれば、女性を記者から外すのではなく、セクハラを行う者を除くこと。それが原則ですよね。女性記者が来たら取材を受けなくなる?そんなクソはそもそも役職に就けるべきではありません。
難しいことではありませんよ。単に、相手に敬意を払え、対等の人として見ろ、職務に忠実にあたれ、というだけのことです。


個人的には、おそらく福田氏の被害者はあちこちにいると思いますので*6、その方々が告発者を孤立させないように「MeToo」と応えてくれることを願います。そして、我々がその方々を支援しましょう。
では。

追記:しかし、この一連の動きを見ますと、日本が慰安婦問題を直視出来ない理由が判りますね。女性に対する人権侵害というものに鈍感すぎるのです。慰安婦問題はMe Too 運動の先駆けとも云えるものなのですけどね。

Black Box

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*1:財務省トップ」福田淳一事務次官のセクハラ音源公開!(デイリー新潮)より https://www.dailyshincho.jp/article/2018/04131400/?all=1&page=2

*2:ニートラップの略

*3:貸したヤカンに穴が開いて返ってきた、と指摘すると、「ヤカンを借りていない」「最初からヤカンに穴が開いていた」「ヤカンは無傷で返した」と相互に矛盾する言い訳をする小咄 cf:http://toled.hatenablog.com/entry/20070726/1185459828

*4:すでに録音が自分の声であることは認めていますが、全体でみればセクハラに当たらない、と言い訳しています。もちろん、一部だろうと全体だろうとセクハラに該当します。もしかしたら、セクハラではなく性犯罪という自白なのかもしれませんが

*5:Me_Too_Movement については https://en.wikipedia.org/wiki/Me_Too_movement

*6:セクハラ醜聞が暴いた「不健全な取材」の実態 https://toyokeizai.net/articles/-/217460