シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

女性は「産む機械、装置」

しばらくメディアもネット環境とも縁のない生活をしていたのだが、復帰してみるとなんという身も蓋もない・・・。

女性は「産む機械、装置」 松江市柳沢厚労相
柳沢伯夫厚生労働相は27日、松江市で開かれた自民県議の決起集会で、「産む機械、装置の数は決まっているから、あとは一人頭で頑張ってもらうしかない」と女性を機械に例えて少子化問題を解説した。(後略)
(gooニュースより引用)


http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/nation/20070127a4030.html


どうも、静岡選出の代議士がトンデモさんという評判になるのも時間の問題かも。
モナとチューした人とか、化粧のケバい人とか。


細野豪志HP
http://goshi.org/

片山さつきHP
http://www.satsuki-katayama.com/


しかし、あちこちで議論を呼んでいるのだが、本来この手の発言は状況と文脈に寄るわけだ。
JBが「セックスマシーン」と叫んでも問題ないわけだし、離婚調停中の友人と呑んでて「ま、所詮男なんてのは、種付けの道具だよ。」と云われても、自嘲の言葉でしかない。


問題は、このオッサンが、「自民党の決起集会」で発言したこと。
しかも、「機械って言っちゃ申し訳ないけど」「機械って言ってごめんなさいね」などと、エクスキューズを入れてから発言している。
つまり、「この言葉は問題かもしれないな」と意識していながら、結局「問題ないな」と判断した事が重要だ。女性を「機械」に喩えたというのは、(この状況と文脈では)失礼な事は当然な上、子供も社会を維持する「道具」としか見ていない事を指す。
生まれてくる子供に相応しい社会を作る、のではなく、社会を支える「道具」が必要で、そのために「機械」で作りだそう、というわけだ。平たく云ってしまえば、人のための国、ではなく、国のための人。立派にファシズム的発想に立っている。民主主義国家の閣僚とは思えない国民観だ。


しかも、この喩えは何のためなのかサッパリ判らない。これで分かりやすくなるわけでも無いし。


一番イヤなのは、この発言がされた集会では、この発言に異論が出なかったことだ。もう、自民党終わってるな。

パロディー 試される文化の奥深さ

パロディー 試される文化の奥深さ
「今から歌うから聞いてください。パロディーは文化なので、ぜひご理解を──」

 歌手の嘉門達夫氏は、電話口に向かってそう言うと、ギターをかき鳴らして歌った。

 平成3年に発売した「替え唄メドレー」が大ヒットして以降、替え歌のシリーズを20作もCD化した中で、元歌の著作権を持つ作曲家、作詞家から替え歌の許諾を得るために続けてきた努力の一例だ。(後略) (IT media News より)


http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0702/05/news046.html


嘉門師匠の「替え歌」が、これほど原曲をリスペクトしたものだったとは。コンサートでは、CDに収録できない歌がときどきあるが、こういう努力の結果なのだね。

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