シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

ヤツらは予想のナナメ上をゆく そのさん

原発関係のエントリーも纏め上げていないのに、面白物件にはまってしまった。
いや、本当はシャレじゃ済まないはずなんだが、でも面白い。


隼速報 日本人有志 VS ホンダ・ラントス
http://falcons.blog95.fc2.com/blog-entry-23.html

1)ロスアンゼルスの弁護士は州政府の裁判所倫理監督をシュワルツネガー知事から指名されたために、この事件を受任出来ないとメールして来ました。GOOD LUCK とある。


予想どおりですね。最初に云っていた“DERSHOWITZ教授”はどうなったんでしょう?
自分の前エントリーで述べたとおり。

どういう起訴状にするのか知りませんが、「誤解に基づいて決議を行った」とか云ってしまうと、バカ扱いされるでしょう。というか、そもそも相手にされない気も。
弁護士も訴訟相談になった段階で起訴内容について調べるでしょうから、名の知れた人ほど勝ち目の無い訴訟には手を出さないでしょう。
連絡がなかなか取れない、事が次のエントリーにはありますけど、たぶん、永遠に連絡は取れないんじゃないかな。取れても丁重かつ素っ気なく断られる気がしますよ。
(強調はシートン

どの弁護士にしても、

1)ホンダ・ラントスが主導した米国議会下院が、裏付け証拠なく、ひとりの売春婦の証言を以って「日本軍が、何千人ものアジアの女性を強制して売春させた」と、過去8年にわたり、大声でふれ回り、「強制売春は事実だ」と宣言し、日本政府に謝罪を要求したことに対して、日本国家・日本国民の名誉を毀損するものと、カリホル二ア州最高裁判所または該当する裁判所に訴え出るものです。

という訴訟理由を聞いたら及び腰でしょう。
なぜなら、“裏付け証拠”はあるから。


日本軍「慰安婦」問題についての米国議会調査局の報告書
http://macska.org/article/134


米国外交当局の視点から見た「慰安婦」問題:議会調査局報告・解説
http://macska.org/article/135


議会調査局「慰安婦」報告書について追記
http://macska.org/article/185


云っておけば、この報告書は相当に日本政府の立場に好意的だ。
謝罪要求などに対しては、概して冷淡でもある。それでも可決されてしまったわけだが。
つまり、下院議員全員はともかく、少なくとも可決に賛意を示した議員は、たぶんこの程度は承知した上で議決に臨んでいる。
それを、“裏付け証拠”無く、などと云ってしまうのは、まさに“事実誤認”。
弁護士はその程度は調べるだろうから、引き受けるリスクが大きいことはすぐに気付くだろう。
他にも、“裏付け証拠”については、事欠かないから、弁護士としては敗訴のリスクと、弁護費用を天秤に掛ける事になるだろう。
有名どころが避けるのは当たり前だと思わないかい?


もうひとつの見どころ。
コメント欄で「こいずみ」という人が、もっともな疑問を投げかけてる。

どこの誰がやっているのか、
ブログ以外に実際に訴訟準備が進んでいるのかわからない、
訴訟にちゃんと意味があるのかがわからないのに
金を寄付するというのは怖いですね。

寄付だけ集めてそのまま伊勢さんがどこかへ消えてしまったらどうしましょう。

http://falcons.blog95.fc2.com/blog-entry-23.html#comment


以前に「死ぬ死ぬ詐欺」って事件?があって、騒ぎになっていた。詳しくは知らないが。
その時、募金の使い途について不透明、という点が炎上の元になっていたはずだ。
その時に、難病患者の両親をさんざんに叩いていたのと(たぶん)ダブると思われる人たちが、しきりに伊勢氏を弁護しているのだ。ここでもダブスタかよ。
こいずみ氏なんて、攪乱要員か何かのように云われているよ。


そのコメント欄の中に面白さがもう一つ。

>こいずみさん
ご心配にはおよびません。私はいま彼が避暑にいっているコロラドにも行き、彼の親戚一同(クリスティン夫人の一族)に歓迎されたこともある。それだけアメリカ人にも信頼されているまともな日本人です。

と書き込むハンセイなる人物。なんかちょっと伊勢氏に文が似てる気がするのだ。いや、確証があるわけじゃないが。だって、人の身元保証にべた褒めみたいな文は書かないでしょう?普通。
しきりに登場人物の自慢たれに終始している伊勢氏の文に似てるな、と思うのはうがちすぎか?


展開は見えた訴訟と、展開の見えない寄付問題。少し目の離せない話になってきてしまった。


追記:写真はシロフクロウ