シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

W杯雑感 その2

さて、W杯の感想。今大会はどうにも番狂わせが少ない。ヨーロッパ勢が強いね。


ドイツ クローゼが予想通り活躍。彼はDFを一瞬で抜き去るスピードを持ってるプレイヤーだ。02年大会ではヘディングの強さが目立ったが、ヘディングは姿勢を崩さずにDFより前に出られるスピードと強さを意味する。今後の活躍も期待できるね。


イングランド ベッカムはロング以外には良いところがない。スピードも強さもない。でも、あのロングキックのスピードと精度は驚異的だね。実際にチームを引っ張っているのはランパートとジェラード。この二人のスピードと強さ、判断力こそがイングランドの強さだ。他に取り柄のないベッカムをその能力を充分に発揮させるのは、巧い指揮ぶりだと思う。さすがエリクソン監督。でも、決勝トーナメントを勝ち残る力は無いんじゃないかな。


アルゼンチン 凄いね。セルビアモンテネグロ(以下セルビアと略す)戦は見ていて楽しかった。セルビアには悪いが、あれだけ縦横無尽にボールを動かせたらサッカーも楽しいね。リケルメのボールさばきはもちろん素晴らしいが、他の選手がリケルメにマークが付くと散らすように動かす。その隙があってリケルメのパスも生きている。タレントも豊富だ。クレスポサビオラテベス、もちろんメッシ。テベス、メッシが点を挙げたのも驚きだが、まだアイマールも出ていない。今回選考に漏れた選手も含め、アルゼンチンはブラジル以上にタレントが豊富だ。この先もゲームが楽しみ。セルビアはそれほど悪いチームじゃなかったはずなんだけど。


フランス 波に乗れないね。ジダンとアンリのホットラインが繋がらないのは何故なんだろう。それにしても、攻撃より守備に問題があるね。


韓国 悔しいが、日本は差を付けられたね。先制しながらも追いつくし、逆転する。安の勝負強さ、チョの強靱さ、朴の巧さが効果的だ。前回大会ポルトガル戦で朴の見せたゴールは名ゴールの五本指に入ると思っている。


スペイン 速いし、パス回しもバツグン。決定力ではフェルナンドトーレスが素晴らしい。まだまだ点を取りそうだ。


FWが点を取るチームは強い。正確で枠を捉えたミドルシュートは効果的。よって、トーナメントで勝ち上がりそうなのは、アルゼンチン、スペイン、ブラジル、ドイツあたりかな。もちろん、対戦カードにもよるが。


追記:写真は焼津さかなセンター構内にて。未実施。