シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

靖国問題 その3

以前に、id:clawさんのところで、「靖国神社はじゃきょうのしんでん」ってのを読んだ。

http://d.hatena.ne.jp/claw/20051018

自分としては靖国は「オーバールックホテル」ぢゃないかな、と考えている。オーバールックホテル、というのは、スティーブン=キングの「シャイニング」に登場する「悪霊ホテル」の事。キングの作品の肝の一つに、邪悪な存在に取り殺された人々が、それに捉えられて同化し、力を与える、ってのがある。シャイニングもそうだし、「It」などもそう。

靖国は、(旧)大日本帝国の巨大な暴力機構の一つとして造られたものだ。戦没者を彼等や遺族個々の背景や気持ちに関係なく祭り上げる。靖国とその英霊を讃える事で、本人達には関係のない”国家としての”意味を”死”に与えて、戦没者の再生産に寄与する。戦没者が増えれば増えるほど、靖国の存在は脹れ上がり、生者に死を強要する。
本当に言ったかは疑問だが、特攻隊員同士の「靖国で会おう」なんてのは、典型例だろう。

シャイニングのオーバールックホテルは火災により焼失し、近寄るものも無くなった。
靖国は今なお強力な磁場のごとく人々を引きつけ続けている。

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