シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

週末ポタリングガイド

週末、再び粟ヶ岳登頂にチャレンジしてきた。今回は、ロードバイクに乗って出かける。長距離走るにはロードの方が向いているのだが、大体いつもはクロスバイクの方に乗っている。なぜかといえば、ロードを乗るには道の具合があまり良くないからだ。ロードで充分にスピードが出せれば、路面状況のいい車道を車の流れに合わせて走れるのだが、自分のスピードでは歩道(自転車兼用)に上がらなければならない事が多い。そう考えると、華奢なロードよりはクロスの方が安心だ。で、ついついクロスバイクの方を利用してしまう。それでも、たまにはロードに乗らないとバイクも傷んでしまうしね。


さすがにロードはスピードの乗りが良い。牧ノ原までかなり簡単に駆け上がる。「牧ノ原ってこんな簡単に上がれたっけか?」と考えてしまった。その後、粟ヶ岳までの道程も、いつもより断然簡単だ。やはり、ロードバイクは人間の力を巧く引き出す構造になっているのだろう。


粟ヶ岳の麓、休憩所から覚悟を決めて上がり始める。自分の力量を考えて変速比は一番下まで落とす。それでもクロスに比べればギア比は高い。「しんどくなるぞ」と思ったが、意外なほどスムーズに上がる事が出来る。一応の時間見当をつけると、結構速いペースで上がれそうだった。天気は良かったのに、上がってくる車もない。頂上までは29分。何とか30分を切った。距離は4.6kmで標高差は500mほどだから、結構いいペースだったようだ。


頂上では、以前登場した須藤さんに出会い、挨拶する。もうすぐ600回間近。最近はそれでも「毎日はツラいな」との事。いや、週毎でもツラいと思うよ。普通は。


帰りは倉真へ降りるか考えたが、牧ノ原を駆け抜けて見る事にした。新茶の季節に茶畑の景色を見たかったのだ。粟ヶ岳を下るのも、一気に駆け抜け降りるのではなく、歩いて降りることにした。眺めを見ながらゆっくりしたかったのだ。駆け下りてしまうよりもたっぷりと景色を堪能することができた。鳥の声もあちこちでしていたが、姿を見る事はできなかった。旧国道一号まで戻ると、そのまま南下。「お茶の郷」まで行き着くと、進路を473号線に向ける。現在、473号線ぞいは、茶畑だらけ。あちらこちらで茶葉の摘み取りをしているのを見ながらゆるやかな下り坂を進んでいく。それにしても、このへんでも道路の拡張や新設が相次いでいるのにはガッカリ。おそらく、静岡空港第二東名がらみで建設促進されているのだろうが(そういう看板も見た)、それだけの設備投資に、牧ノ原が耐えられるとは思えない。どんな幻想を抱いているんだろうか。


相良まで達したところで下に降りることにする。夕方からはフットサルの試合があったので、無理は禁物。相良川、大鐘家、東光寺がなかなかに良い感じのところである事を確認。再訪しようと考えつつ帰宅す。