ヤツらは予想の斜め上をゆく そのに
id:buyobuyoさんのところで知った、凄い話。
またもやカルト保守主義者の自爆訴訟 捨身成仁日記 炎と激情の豆知識ブログ!
http://d.hatena.ne.jp/buyobuyo/20070801#p1
池田信夫氏のこのエントリの追記によると、またもやカルト系右翼の方の自爆訴訟があるようだ。
で、紹介されているサイトへ飛ぶと、頭がクラクラした。
「日本人有志 VS ホンダ・ラントス」 隼速報
http://falcons.blog95.fc2.com/blog-entry-17.html
国家・国民の名誉毀損
8・1・07
ALAN M. DERSHOWITZ は、一流の国際的弁護士、そして、ハーバード大学法学部教授です。この人にコンタクトした。訴訟の準備は以下です。
1)起訴理由が明確であること。
2)アメリカ人弁護士であること。
3)クライエント(依頼人)側の代表を決める。
4)訴訟費用募金活動。
1)ですが、6週間かかるそうです。「緊急だ」とは伝えた。
2)ですが、DERSHOWITZ 教授を指名したい。
3)私、尾崎信義(伊勢)が適任です。
4)池田信夫さんに監督をお願いしたい。費用は妥当なものです。
(解説1)まず、弁護士と接見・旅費などの部分は、私の自費で良いです。後、弁護士が必要とする文献は皆さんの協力で行いたい。(多分、不要です)
(解説2)被告のホンダ・ラントスは、訴状を受け取ったとたん、不眠症・心身症となる。下院も、ぺロシも、仲間も逃げてしまい、助けてくれない。これが、決議採択の日に10人ほどしか議場にいなかった理由です。訴訟を恐れてですね。老人のホンダ・ラントスは巨額の法廷費用に恐れをなし無条件降伏します。原告のつもりだったのが、攻守変わって、今度は被告になるのだからね。
(解説3)つまり、誰が、゛strong、rich and smarter” なのか?
アメリカという国はそれだけです。
いや、ツッコミどころだらけですね。
どういう起訴状にするのか知りませんが、「誤解に基づいて決議を行った」とか云ってしまうと、バカ扱いされるでしょう。というか、そもそも相手にされない気も。
弁護士も訴訟相談になった段階で起訴内容について調べるでしょうから、名の知れた人ほど勝ち目の無い訴訟には手を出さないでしょう。
連絡がなかなか取れない、事が次のエントリーにはありますけど、たぶん、永遠に連絡は取れないんじゃないかな。取れても丁重かつ素っ気なく断られる気がしますよ。応じてくれる弁護士が見つかっても、それからが大変。
多くのネトウヨ君が募金に応じるとのこと。百人斬り裁判とか、「南京の真実製作費用」とか、色々出費が嵩んで大変だね。ご苦労様。
しかし、訴訟費用ボラれるだけじゃ済まんでしょう。こんな訴訟起こしたら、逆提訴喰らう可能性もあるよね。その場合、多額の訴訟費用と賠償金を科せられる可能性があるけど。
多分、日本政府は我関せず、を貫くだろう。で、ちっとは目端の利きそうな池田信夫氏が、いつ風向きを見てトンズラするかが見どころかな。
本筋以外だが、ちょっと気になる点が。伊勢平次郎氏の前日のエントリーにおかしな訳文が。
"There can be no denying the Japanese Imperial military coerced thousands upon thousands of Asian women," House Foreign Affairs Committee Chairman Tom Lantos of California said.
(Reutersより引用)
http://www.reuters.com/article/politicsNews/idUSN3041972020070730
この部分を
「日本帝国陸軍が幾何千ものアジアの女性を強制連行したことは否定できない」と下院外交委議長のトム・ラントス、カリホル二ア民主党議員。
http://falcons.blog95.fc2.com/blog-entry-16.html
て訳してますけど、“coerced”って、“強制連行”ではなく、“強要した”“抑圧した”でしょう。普通訳すなら。
「強制連行は無かった」と関連づけたいんでしょうけど、訳をねじ曲げちゃいけませんね。
最後に。
相変わらずの池田節。
追記2:J-CASTでも伝えているが、今や社説で「首相は謝罪しろ」などと主張しているのは朝日新聞だけだ。誤報を訂正して謝罪するのは朝日が先ではないか、と私はコメントした。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/439615f9877a4ce6f6381a6a737c60ee
ミスリードさそっちゃイカンですよね。産経と読売は、慰安婦問題は「誤解」と述べているわけだから、こう主張するのは無理無い。
だが、日経や毎日は、「誤解」だから謝罪しなくてもいい、と述べている訳ではない。
日経なんて、先住民虐殺に絡めているんだから、事実であっても云われたくない、という国内の空気を伝えているわけだ。毎日も同じ。もともと、沈静化しつつあった問題を蒸し返したのは、こちらのバカウヨ共だった事はほったらかしなのは、おいといてもこの記事は無いだろう。
それを、誤報を訂正して謝罪、って。
まあ、精一杯訴訟に打ち込んでください。ここへ到ったら、とことんまでやった方が、むしろスッキリするでしょう。