赤木智弘を応援する理由２ 車社会の苦しみ
http://d.hatena.ne.jp/t-akagi/20071108/1194484266
いい加減、こういうのに反応するのも何なんだけど、彼等の云う「左翼」「サヨク」って誰を指してるの？この分だと、太陽が眩しいのも、雨が降ったのも、トイレの水が流れないのも、みんなサヨクのせい、になりそうだな。
つーか、左翼活動家にとらえられそうな「市民活動」なんかじゃ、「車偏重社会」や「道路偏重行政」、「郊外化推進」に対する批判は珍しくも無いと思うんだが。共産主義・社会主義は興味ないが、一応リベラルのつもりである自分も触れている。もちろん、環境や行政効率化の視点だけじゃなく、「交通弱者」配慮も含んでの考えだ。
いったい、「赤木」たちは、「サヨク」に何を期待してるのだ？未だかつて実権を握ったことのない「サヨク」に“なんとかしてくれ。でなきゃ、ぶっ殺すぞ”なんてシャバい脅しかけたところで、出来る事なんて何もないよ。せいぜいが、オロオロするかネオリベに寝返るか、どっちかしかない。もともと、力なんて無いんだから。「サヨク」が可能なのはせいぜい「自分たち」の身を守ることだけだ。
だから、「仲間になれ*1」ていうわけだ。仲間内なら守る術が無い訳じゃないから。90年代からの不況下で労働組合なりサヨクが内向きになってセクショナリズムに囚われていた事は否定しないが、それはむしろサヨクの力の無さの表れだろ？そろそろ矛先を向ける相手が違うことに気づけよ。
いくらネオリベ連中の言葉に乗ったところで救われやしないよ。「サヨク」連中を引きずりおろしたところで、その分を「赤木」達が手に入れられる訳じゃない。単に企業、雇用者が実入りを増やすだけだ。
順繰りに雇用条件が悪化する。「サヨク」が「赤木」達のレベルまで雇用条件が落ちれば、「赤木」たちには存在意義さえなくなる。それだけのことだ。一発逆転のチャンスなんて「戦争」や「ファシズム」には無い。
大戦で亡くなった兵隊達の多くがどういう人々だったか知らないほどウブじゃ無いだろ？
単に「サヨク」がキライだ！にもっともらしい言い訳をするための言葉なら、好きにしてくれ、としか云いようがない。でも、そう叫ぶ続けるなら「サヨク」に出来る事は「赤木」達を踏みつぶすことだけだ。多少の痛苦を覚えながら。1930年代のドイツや、1970〜80年代のアメリカのように。その非道を責めようとも聞く者はもはやいなくなる。
「赤木」？誰？
