シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

辞めろ!小沢一郎!!

ふざけんなよ。検察とのゴタゴタなんかどうでもいいが、こういう発言は許しておけんな。民主党幹事長などサッサと辞めてしまえ。


「黒人を選んでまで」 オバマ政権誕生で小沢氏(47NEWS)
http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012701001065.html

 民主党小沢一郎幹事長は27日夜の那覇市内の会合で、各国の政権交代事情を紹介する中でオバマ米大統領誕生に触れ「米国はオバマさんという黒人を選んでまで、世の中を変えよう、国を変えようと国民が選択した」と述べた。

 人種偏見が残る米国で、黒人大統領が誕生した歴史的意義を強調したものとみられるが、言葉足らずの「失言」として波紋を呼ぶ可能性もありそうだ。小沢氏は昨年11月にもキリスト教について「排他的で独善的な宗教だ」と述べ、日本キリスト教連合会が抗議するなど物議を醸している。


これは、あの麻生太郎の差別発言にも及ぼうかという酷さだ。

まだ麻生さんが総理になる前の、二〇〇一年四月の頃だったけれども、ある新聞社の記者が僕に(シートン注:野中広務氏のこと)手紙をくれたんです。手紙には、こんな内容のことが書かれていた。
麻生太郎が、三月十二日の大勇会の会合で「野中やらAやらBは部落の人間だ。だからあんなのが総理になってどうするんだい。ワッハッハッハ」と嗤っていた。これは聞き捨てならん話だと思ったので、先生に連絡しました。〉(後略)
(「差別と日本人」より引用)


どうしてこの手の連中は、こういう差別意識を抱えていられるのだろうな。やれやれ。


追記:この一週間の朝日新聞夕刊の一面、「ニッポン人脈記」は“差別を越えて”。
主として部落差別について取り上げられていて参考になった。
「部落解放運動」を始めた人々に本当に敬意を表する。被差別側が「差別するな」と主張することがどれほど困難であったことか。現実に堕する連中に、爪のアカを煎じて呑ませたい。
最後に。

宣言

 全國に散在する吾が特殊部落民よ團結せよ。
水平社宣言 長い間虐められて來た兄弟よ、過去半世紀間に種々なる方法と、多くの人々によってなされた吾らの爲の運動が、何等の有難い効果を齎らさなかった事實は、夫等のすべてが吾々によって、又他の人々によって毎に人間を冒涜されてゐた罰であったのだ。そしてこれ等の人間を勦るかの如き運動は、かえって多くの兄弟を堕落させた事を想へば、此際吾等の中より人間を尊敬する事によって自ら解放せんとする者の集團運動を起せるは、寧ろ必然である。
 兄弟よ、吾々の祖先は自由、平等の渇迎者であり、實行者であった。陋劣なる階級政策の犠牲者であり、男らしき産業的殉教者であったのだ。ケモノの皮を剥ぐ報酬として、生々しき人間の皮を剥ぎ取られ、ケモノの心臓を裂く代價として、暖かい人間の心臓を引裂かれ、そこへ下らない嘲笑の唾まで吐きかけられた呪はれの夜の惡夢のうちにも、なほ誇り得る人間の血は、涸れずにあった。そうだ、そして吾々は、この血を享けて人間が神にかわらうとする時代にあうたのだ。犠牲者がその烙印を投げ返す時が來たのだ。殉教者が、その荊冠を祝福される時が來たのだ。
 吾々がエタである事を誇り得る時が來たのだ。
 吾々は、かならず卑屈なる言葉と怯懦なる行爲によって、祖先を辱しめ、人間を冒涜してはならなぬ。そうして人の世の冷たさが、何んなに冷たいか、人間を勦る事が何であるかをよく知ってゐる吾々は、心から人生の熱と光を願求禮讃するものである。
 水平社は、かくして生れた。
 人の世に熱あれ、人間に光りあれ。
(水平社宣言)

差別と日本人 (角川oneテーマ21 A 100)

差別と日本人 (角川oneテーマ21 A 100)

野中広務 差別と権力 (講談社文庫)

野中広務 差別と権力 (講談社文庫)

夏草の記憶 (文春文庫)

夏草の記憶 (文春文庫)

破戒 (岩波文庫)

破戒 (岩波文庫)