シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

体育会系ってそういう事だろ?博士の憂鬱

明大応援団で暴行、それによる自殺。

応援団で暴行、3年生自殺 明治大、解散含め検討


7月に自殺した明治大の元応援団リーダー部員の男子学生(当時21、理工学部3年)が生前、上級生部員から暴行を受けていたことが分かった。大学側は、同部で社会通念上許されない行為や暴力を伴う指導があったことを確認しており、応援団の解散も含めて厳正に対処するとしている。
(略)  (asahi.com より引用)

http://www.asahi.com/national/update/1225/TKY200712250345.html


でも、応援団だとか体育会ってそういうものだろ?

明大側は「部員らはこうした慣行を『コミュニケーションの一つ』と言っているが、社会通念上許されないと判断した」と話す。自殺した学生の遺書は確認できておらず、暴行が自殺の原因になったかどうかは「分からない」。現時点で上級生部員らの告発は考えていないという。

こうした「コミュニケーションの一つ」とやらを「重視」するのが、日本の企業社会なんだから。
つまり、理不尽な指示でも文句を言わずに従え、という。だからこそ、体育会系が就職において幅を効かせるわけだし。
某知事もガタガタ云わずに従う人間を作れ!というわけで、自衛隊(軍隊)に期待を寄せる。

「徴兵制あってしかるべき」 東国原知事が持論展開

宮崎県の東国原英夫知事は28日、宮崎市の知事公舎であった若手建設業者らとの懇談会で「徴兵制があってしかるべきだ。若者は1年か2年くらい自衛隊などに入らなくてはいけないと思っている」と述べた。記者団に真意を問われた知事は発言を撤回せず、「若者が訓練や規則正しいルールにのっとった生活を送る時期があった方がいい」と持論を展開した。
(略)  (asahi.comより引用)

http://www.asahi.com/politics/update/1128/SEB200711280014.html


これって、博士が就職において不利なのと好対照だよな。博士に対しては
・専門分野に特化していて世界が狭い
・人間関係に難がある
・年齢が高い
なんて事が云われて敬遠されるのだが、実際こんな意見を寄せる中で、博士を採った事のある企業はどの程度いるものやら。ほとんどステロタイプに基づく偏見じゃないかと思う。専門性のある人間を巧く使うのが企業担当者の力量だろうし、人間付き合いが出来ない博士なんてどの程度いるのだろう。“食わず嫌い”に近い博士の忌避に対するのが体育会出学生の優遇だろうよ。
つまり、
・専門性がないために容易に社風?に染まり
・理不尽な指示でも従順で
・年齢が低い(から安く使える)
ってこと。
世間(という言葉はキライだが)でも、体育会に対するイメージは良いわけで、その一方で体質に由来する事件には例外的として取り扱う。クサイものにはフタ。


で、その構図を引きずる形で体育会のサラブレッドみたいな連中が体育教師として学校に君臨する。
昔からタチの悪い体育教師、といえば、国士舘卒だった。
連中が国士舘出かどうかは知らないけど、体育教師の事件と聞いて妙に納得するものがあった。

教え子と知らず因縁、暴行 高校教諭と双子の弟「組事務所に来いや」


教え子らに暴行したとして、鳥取県警米子署は8日、暴力行為法違反の疑いで米子市錦町、私立米子松蔭高校教諭、松本裕樹容疑者(38)ら2人を逮捕した。

 調べでは、松本容疑者と双子の弟の同県境港市渡町、境港市社会福祉協議会職員の直樹容疑者(38)は6日午前0時50分ごろ、米子市のレストランで、ほかの席にいた同校卒業生のパート社員男性(23)らににらまれたと勘違い。「暴力団事務所に来いや」などと言い、外で男性ら二人を平手打ちし、腹部をけるなどした疑い。

 同署によると、両容疑者は男性らに話す間も与えず一方的に暴行し逃走した。裕樹容疑者は相手が体育の教え子だという認識がなかったという。

 米子松蔭高は前身の米子商が甲子園出場経験があるなど有名校。

MSN産経ニュース より引用)

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071208/crm0712082136026-n1.htm


世間は体育会系を求めている。クソガキを従順にする事を求めている。理不尽であろうとも「上の」指示を受け入れる人間を求めている。「体罰」だって「教育上」必要だと思っている。
ときたま露呈する事件くらいで社会が変わるだろうか。
自分には疑問だ。

自転車入門


自転車の練習 ヘボメガネ一進一退

http://d.hatena.ne.jp/hebomegane/20071225/1198590878

自転車を乗りこなすようになるには少しだけコツがある。怖がって恐る恐るでペダルを漕いでいたんじゃ推力が無いからバランスが取りづらいんだ。怖くても勇気を出して力強くペダルを踏み出さないとなかなか最初はバランスが取れるものでは無い。未だ自転車に乗ったことの無い女の子には、それが分からないんだろうな。


細かい話はおいといて、子供に補助輪無しの自転車を教えるにはコツがある。
それは、

・ペダルを外してしまうこと


まず、サドルに跨って、足で地面を蹴り、前に進む感覚を掴ませる。バランスを取れないと、それさえも出来ない。いきなりペダルを踏みつけるのは案外難しい。いっぺんにやらすのは酷というもの。
バランスを取って進む事と、ペダルを踏む事、は分けて教える方が良いのだ。


で、ブレーキを使って止まる事を学ばせる。
バカにしちゃいけない。ブレーキを握って止まるのは、慣れないものには難しいことなのだ。
足で地面を蹴り、ブレーキで止まる事が出来るようになったら


今度は曲がる事を試させる。足で蹴って進む事が出来るようになったら、バランスを取りながらハンドルを切って体を傾ける事は、それほど難しくは無くなっている。
そこまでたどり着いたら、はじめて


・ペダルを付ける


でも、まだいきなり踏んで進ませなくてもいい。
出来ればゆるい坂で、無ければ平地で後ろから押してやり、慣性で進んでいる間にペダルをゆるく踏ませる。力を入れさせるとコケる。
これを続けると、バランスを崩さない範囲でペダルを踏む、感覚が身に付く。
あとは本人に任せればいい。コケて泣き出す事もあるだろうけど、一旦、前に進む感覚を掴ませれば、子供の覚える早さは、大人の想像以上だ。


子供に何かを教える時に大事なこと。それは


・適当なステップを用意する。
・二つ以上のステップクリアを同時に要求しない。


ことだ。
このやり方は、自転車に乗れない大人にも有効なのです。乗ってみたいと思う方は、お試しあれ。

メモ

松本さんが連行された! (下北沢から見える空)
http://urokogumo.exblog.jp/7819020/

行ったら高円寺で顔をみかけた人がたくさんいた。まったりモードで鍋がぐつぐつ煮えはじめた。


そしたら警察がやってきた。
開口一番、「お前ら、何やってんだ!さっさと帰れ!」

素人の乱」の店長の松本さんが、つい10日くらい前にドイツに行ってきて参加したという「反警察デモ」の映像をプロジェクターで壁にうつしはじめた。
7000人も参加してる。みんな真っ黒の服を着てハンブルグの路上を埋め尽くしている。
すごい…。

「これがドイツの反警察デモ!おっ そして彼らがニッポンの警察です。」って松本さんが言ったら、警察が松本さんをいきなりはがいじめにして、ずるずるとひきづり始めた。

素人の乱のひとたちが何人かで松本さんの体を抱きかかえて抵抗したけれどこらえきれず、松本さんは駅の前にある派出所のなかに拉致されてしまった。

「鍋やってただけだろ?なんで連行するんだよ!」
「松本さん返せ!」
「税金でこんなことやるな!」
って口々にみんな叫んで新宿東口は騒然とした。

オレも年代的に知らないのだが、60年代の“解放区”とかって、こんな感じだったんだろう。
迷惑はお互い様。楽しくやろうぜ。のスタイルはイイよな。
オレも参加してみたいな。でも、参加したらたぶん職を失うだろうな。
歳を取ると、やっぱり小さくまとまり始める。だから、
がんばれ!ではなく、ゆるく受け流せ!と応援。


風力発電は本当に「クリーン」「国産」「無尽蔵」のエネルギー?!(前編)
(eco japan)
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/special/071218_tomamae01/



風力発電は本当に「クリーン」「国産」「無尽蔵」のエネルギー?!(後編)
(eco japan)
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/special/071225_tomamae02/index.html


本当に必要な「規制緩和」とは何か。日本の環境政策にどういう視点が必要なのか教えてくれるコラム。
日経の立場から見ると不思議なのだが、環境関係の記事では、日経が一番包括的かつ的確にまとまっている。

よいお年を

今年の更新はこれでおしまい。次の更新は来年になります。たぶん、7日以降になるでしょう。
一足早いですが、このブログを読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
特に、はてなスターをつけてくださった方々。ブログ主は、スターはおろか、はてブさえ使っていないのに、過大なる評価ありがとうございます。
来年が皆様に良い年になることをお祈り申し上げます。