シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

物理屋が語る『電気屋が語る「電気は足りてません」の呟き』は足りてません

いや、久しぶりに凄いバカな文を読んでしまったので、存分にディスらせてもらうぜ!


電気屋が語る「電気は足りていません」の呟き
http://togetter.com/li/466577

1俺は元電気工事屋だったから多少送電システムとかの知識がある。 その上でだ「電気が今足りてるから原発いらね」な人に言いたい。 俺も原発は無い方が良いとは思っているが、全体の30%程度の電力源 である原発を即止めるのは無理。

もう、初っ端からダメダメ。原子力はそもそも30%程度の電力源、などではなかった。「オール電化住宅」促進やら低迷する稼働率を上げるなどして、無理矢理押し上げて「3割をまかなう」と主張していただけ。
現在、原発を稼働させなくても賄える程の供給能力があるのは、原発の巨大な発電量が失われる事態*1に備えて設備があったからである。もともと原子力自体が電力運用を非効率にしている根本なのである。原発一基が止まれば(小さいものなら約40万kW、大きいものなら120万kWの)発電能力が足りなくなる。火発や水力ではそれほどの発電能力が一気に失われることはない。停止に備えて稼働準備しておかなくてはならない、という点では、原子力が一番問題なのだ。


参考:深夜の電力事情
http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20080314/1205483599


やばいぞ産経 トンデモウォーズ 電力危機招く「原発推進
http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20070824/1187943437

2現在、火力発電所全力運転で辻褄合わせてます。 1979年以降、石油火力発電所は原則建設が禁止された。そんな老朽化した設備も カムバックして動いていたりする。当然、効率も悪い。その他、石炭火力 コンバインドサイクル等いろいろな火力発電所がある。

なんで、旧式の老朽化した石油火力がカムバックしたか、といえば、原子力を促進させるため新型機にリプレイスが進まなかったから。新型のGTCC(ガスタービンコンバインドサイクル)式の発電所は、発電効率が高く、原子力よりはるかに設置費用が安く、しかも工期が早い。効率向上競争も盛んだしね。GEなどは原子力から撤退して、ガスタービンに注力している。


GTCC(ガスタービンコンバインドサイクル発電)
http://www.mhi.co.jp/products/category/gas_turbine_combined_cycle.html


米GEや三菱重工など、火力設備受注激化 競争入札導入も進む
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD270FQ_X20C12A9TJ0000/


さらに、三菱重工ガスタービンの前段でSOFC(固体酸化物型燃料電池)を利用し、効率を上げる「トリプルコンバインド」に乗り出している。


燃料電池複合発電“トリプルコンバインドサイクル”の要素技術研究を開始
http://www.mhi.co.jp/news/story/1206015214.html


もう、原子力が無いと無理無理、言っている間に、事態は変化しているのだが。

3 火発は超臨界ボイラーを使用していたりするため壊れやすい。年に数回は止まったりする火力発電所ってそう言うものだ。


もう、全然判ってない。今時、「超臨界」ぐらいじゃ話にならないよ。火発の主力、ガスタービン式では超臨界ボイラーどころか、超々臨界式になっているし(超々臨界、で検索してみましょう)。材料工学の点で、今時超臨界ボイラーを使っているから壊れやすい、なんて過去の話に過ぎない。ちなみに、火発のボイラーは定常運転しておくのが一番故障も少なく長持ち。ダメージを受けやすいのが、動かしたり止めたり、回転を変化させること。自動車のエンジンを考えてみれば判る。つまり、原子力の補助、とされる方が、火発ボイラーにはダメージなのだ。

4 確かに、今現在発電量は足りてる。でも余裕は無い。定期点検の時期を延ばしたり 人間で言えば70歳を越えた老職人が出張ってきて頑張って、発電量を確保している状態だ 老職人が倒れたら、後に続く若い者が居ない状態なんだぜ。だから、「電気は足りてる」と言う認識に違和感と反発を覚えるんだ


何言ってんだろ。稼働率を上げるため、定期点検の時期を延ばしたり、(人材不足のために)専門でも無い人材が駆り出されたりしたのが、原子力なのに。そちらは問題にしないのね。
もし、原発再稼働させれば、稼働条件やメンテ期間、人材確保は大問題なのだが。そちらを手当する期間があれば、火発の問題はより手早く解決する。

5発電プラントの技術屋が機械の手入れをして騙し騙し動かしている現状を全然判っていない。それに、日本の製造業の比率は大きい、企業は成長して儲けを出す物、電力不足が生産拡大の足かせにもなりかねない。原油高、電力料金値上げCO2排出量の増大。原油輸入だけでも大変な赤字だ。

まだこんな戯言吐いているよ。以前から説明しているように、日本企業は「自分たちがエネルギー利用効率で優れている」と思いこんでいるが、すでに他国の企業に引けを取っている。それを見直すだけで、電力使用量は減らせる。


最もエネルギー効率が高い国は英国 日本は4位
http://daily-ondanka.com/news/2012/20120724_1.html


実際、企業設備が非効率、というのはよく見掛けるのだが、設備投資費用が高額、という理由でやらないケースが多かった。だが、電力料金が上がれば、設備投資も見合うようになるし、それに対して融資する、というのも金融の新たな投資先になる。ついでにいえば、企業の電力使用削減はすでにビジネスとして大きなウェイトを占めている*2
特に、照明関係ではLED照明への切り替えが進んでいる。ちょっと前まで、「LEDは高い!」的な人をよく見掛けたのだが、震災以降、LEDへのリプレイスが進んでいる。ちょうどこんな記事も出たばかりだ。


Cree社、208lm/Wの白色LED製品を公開
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130307/269993/


インバータータイプの蛍光灯で100lm/Wくらいなので、蛍光灯の倍、の効率という事になる。技術というのはキチンと方向性と目標を持てば、こういう結果を残すことが出来るのだ*3


白色LED
http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20061206/1165393990


どのような技術を選択すべきか。
http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20060316/1142482021


ついでにいえば、企業においては、現在FIT(固定価格買い取り制度)を利用したメガソーラーなどが相次いでおり、むしろ「電気が足りない」はチャンスになってたりするのだが*4


再生可能エネルギー発電設備の導入状況を公表します
http://www.enecho.meti.go.jp/saiene/kaitori/dl/setsubi/201211setsubi.pdf


買い取り価格もこれから(安倍政権の態度を考えれば)下げられるだろうが、数多くの企業が参入し、一大市場となった「再生可能エネルギー」は潰すにはすでに大きな産業となっている。


参考 PV EXPO (国際太陽電池展)
http://www.pvexpo.jp/


いい加減、「電気代が上がると企業が立ちゆかない」だとか「原子力は現実的」みたいな寝言はやめましょう。

6 2〜3年は何とかなるだろう。発電所も機械だ。メンテナンスしながら動かさなければならない。電子レンジだって、1日回しっ放しにすればさすがに壊れるだろう。そんなもんだ。発電量は現在は確かに足りているが、総発電能力、余裕率は全然足りてない。

つうか、発電所設備を電子レンジと比較する、ってどんだけ…。普通、自動車のエンジンあたりと比較するんじゃないの?仕掛けも似ているし。で、2〜3年あれば、新型機、しかも、高効率タイプに 更新出来るわけで。

7 80年代みたいにTVは1台、電子レンジ無し、石油ストーブ1台、パソコン無し、湯たんぽ その時代程度まで 生活レベルを落とせるならそれも良いが、人間、一度贅沢を覚えると大変だよ?


バカ丸出し。以前にも書いたが、日本の電力需要は日本中がイケイケ(だったらしい?)90年代前半でも現在の6割程度。TVは1台ばかりじゃないし、電子レンジも使っていた。パソコンもあったし。むしろ、どれも現在よりも効率の低い代物だったので、現在なら同条件で遙かに電力使用を抑えられる。問題は、なぜかつてより景気も悪く、生活に青息吐息の人々が増え、人口も大して増えてもおらずむしろ少子化が問題視され、電気製品や設備は効率が向上しているのに、電力需要が増えているのか、という事じゃないかな。


バブルでGo!
http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20071024/1193215158

9 帳簿に載ったボイラーや水車の発電量足し算していって足りるという単純な話ではない。あと、自然エネルギー特に、太陽や風力はあまり当てにならない。なぜか、自然任せで肝心な時、動かないで、余計なときに動いたりするからだ。比率が少ないうちは良い。他のネットワークで吸収できるからだ。


いい加減、「ならし効果」くらいは調べようや。局所的には不安定でも、広範囲で多数発電すれば平準化されて、不安定さはある程度解消される。スペインの事例も知らないみたいだし。


スペインの風力発電、出力が一時、全消費電力の60%に
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1702U_X10C12A4000000/

10 あと、電気は使う方の需要量と送る側の発電量のバランスを取らなきゃならない。そんな名人芸 電力会社はやって居るんだ。水道と同じで、供給量が多くて、消費量がすくなきゃホースが破裂するよな そう言うこと

別に、このバランスを取るのは、原子力とは関係が無いのだが。むしろ、原子力は出力制御が出来ない分、バランスを取り難い。他の発電設備に負担を押し付けているのだけどね。ちなみに、現在は水力と火発が出力変動のツケを被っている。


電力需要の負荷平準化
http://www.fepc.or.jp/present/jigyou/juyou/index.html

11とにかくだ電気屋から言わせれば「電気は足りていない」余裕が全然無いからだ。 「足りてる」と思っている奴は、発電所の技術屋に感謝するこった。 震災直後の計画停電であれだけの混乱が起きたんだ。 供給量ギリギリで、どっかのでかいボイラー故障したら、突発停電になる危険もはらんでいる

さて、この理屈だと、突発停電になる可能性が高いのは、原子力発電のボイラーが故障した場合、という事になる。火発の出力じゃこれほど一気に足りなくはならないから。つまり、こいつの理屈では、原発が突然停止する可能性、は排除されているのだ。なーんの反省も無い訳ね。

12 停電になれていない日本のシステムはかなり脆弱。ATMは動かない。コンビニのPOS動くのか? 非常用電源は非常用全てのシステムに供給できるほどの設備のあるところは少ないし、最低限度の 量で、持っても数時間だ。

とりあえず、「電力使用制限令」くらい知っていないで、ドヤ顔されてもなぁ。

13 ちなみに、家庭での節電高価が一番高い製品それはテレビだ。テレビほどの電気食いもない。 だから、TVのワイドショーで節電しましょうなんて語っているのは、実にマスゴミらしい偽善的コメントだろ。ラジオなんか実に良いよ。NHKが聴取料取りに来ることなんか無いし。

どういうテレビを使うか、によるね。情報を得るため、に14Vくらいの液晶テレビなら、消費電力も大した事無い。


14型液晶テレビ
http://www.twinbird.jp/product/tlj014/

追伸3:でだ、「電気足りてる」と仰る方々にその根拠を尋ねたい。停電が起きないから?バカ言ってはいけないよ、停電が起きないように電力プラントの人が頑張って帳尻を合わせて居るんだ。電気会社の上層部は軽蔑しても構わないが、現場の技術屋にはリスペクトをお願いしたい。

むしろ逆だって。今まで、原子力に過度に注力した結果、火発関係は冷遇されてきた。補助用の電源という扱いどう思うのか、って事。

追伸4:いい加減しつこいな。勘弁して欲しい。原子力発電の総発電量の割合は約3割それを現在まるまる失っている。家計に置き換えてみよう年間収入400万円そのうち3割120万円が消滅。やりくりどうするよ。 へそくりで2年や3年誤魔化せても続かないだろ。だから新火発を東電が作ろうとしてる

全然違う。例えがおかしいし。もともと、どのプラントも発電能力を失った場合を前提で、設備設置している。つまり、原発不稼働状態も想定して(複数は想定していないが)いるのだ。だからこそ、過剰な設備になるのであって、火発ならそれほど多くの予備電源を備える必要はない。むしろ、原発がリスク、なのだ。

追伸5:でも原子力が使えるカードがないと相手も足元を見るから、輸入に頼る火力発電の燃料も高上がりになるな。ますます国力が落ちる。さて、「電力足りてる」と言っている方は、電気料金値上げには反対できないよ。原発が動かせないから高い化石燃料焚いて居るんだ。反対したらただのだだっ子だよ。

何ぶっこいてんだろ。沖縄電力原発を備えていないが、電力料金は高くない。原子力に傾倒した結果の問題が露呈したのが現状であって、それを無視して原発を動かせ、ってバカすぎる。
電力料金値上げ、別に問題なし。上で説明したが、その場合「企業が出て行く」「国力が落ちる」みたいな馬鹿げた事は起きない。起きるのは、省電力設備・事業の活況、そして、設備の効率化である。


今、やたら中国から飛んでくるとかいうPM2.5 が騒ぎになっているけど、もともと日本でも大気汚染が問題になっていた事を覚えている世代は少ないのだろうか?大気汚染対策は市民運動が中心となって法制化が進んだが、それを「企業の生産活動が制約される」「対策設備に金がかかる」だのいう理屈で行政や経済界は反対していた。で、結果として大気汚染対策ってダメなんですか?
実際、中国では経済発展を優先し、企業に対する「規制緩和」した結果として大気汚染が進んだのだから、中国の大気汚染が問題だとすれば、比較されるのは、日本における原発問題、ということになるだろう。

追伸7:電気にも質という物がある。電源電圧の安定度、周波数の安定度、制限は刑の形、ノイズ混入の少なさ。日本の電気の質は世界一だ だから逆潮流(いわゆる売電)にはなかなか厳しい、品質の悪い電気混ぜたくない気持ちも分かる。だから接続機器が高価になってしまうんだな。

くだらん。家庭でも企業設備でも現在の電力使用はほとんどがインバーターを噛まして利用している。電力の質、なんてバッファーとインバーターを設置すれば問われないのだ。
海外に出て行く、という企業が、停電頻発の国でどう生産活動を行っているのか考えないのだろうか。

追伸8:太陽光発電は、家庭用に屋根に上げて補助電源として使うぐらいが丁度良いと思う、変換効率とか価格とか考えると、メガソーラー見たいのは余程晴れ間の多いところでもないとあまり意味が無さそう。

現在、家庭用太陽光発電でも、「補助」レベルのものはほとんどない。充分に日中の電力供給(というかピーク抑制)に貢献出来ているのだが(家庭用の主力が4.8kWくらい、日中の家庭電力需要はそれより遙かに少ないのが普通)。

追伸9:風力発電。他の自然エネルギーにも言えるけど、発電した電気を効率よく貯めるバッテリーでも出来ないと種用電源にはなり得ない。技術のブレイクスルーが何度も必要だろう。それこそ雷の電気を貯蔵できるほどの電池が出来るくらいの。で、補助にしか使えないよ実際>自然エネルギー夢見ずぎ。

何度もいうが、「ならし効果」ぐらいは調べよう。バッテリーに関しては、現在の技術開発は凄いことになっている。特に無くても当分は再生可能エネルギー導入に差し支えるというレベルではないが、期待出来る事は請け合い*5
それから、雷の電気が貯蔵出来ないのは、容量の問題というより、瞬間的な大電流、だからであって、風力や太陽光の電力は、それほどピーキーな代物ではない。何も判ってないみたいだけど、本当に電気屋なのか?

追伸10:自然エネルギーが物にならないので、結局問題の多い原子力を使ってきたわけで、事故が起きたからいきなり変えられるわけがない。出来るならとっくにやっているツーの。世の中目ざとい商売人が多いんだから。

全然逆。日本は原子力黎明期から、その導入理由さえ変えつつ強力に推進してきている*6
再生可能エネルギーがものにならない、というのがデマなのは、こちらを見てもらえば判る。


International Renewable Energy Agency
http://www.irena.org/


世界的に見れば、原子力より再生可能エネルギーの拡大の方が遙かに早いのだ。

追伸12:もうさ、何か書いてるか良く分かんないけど、どの発電方法にもデメリットはある訳よ。電気というメリットを享受している以上、デメリットも受け入れる必要はある。どこまで受け入れ可能かだが。きれい事だけではどうにもなりませんね。「電気の供給余力は不足してます」おわり。

えー、福島の状況を見たうえで、こういうドヤ顔するクズ野郎にはどういう顔したらいいか判らないの。たぶん、目の前にいたらぶん殴るだろうな。


参考:脱原子力はチャンスだよ その1(1/5)
http://d.hatena.ne.jp/Dr-Seton/20110904/1315116898


さて、現在原発が止まっているのは、何度も言うようだけど、「脱原発」とは全然関係がない。もともと、原発事故が起きた状況で、その安全基準が見直され、その安全基準に従った対策を取る、そのために止まっている、ということ。問題は、脱原発派が「非現実的」な脱原発スケジュールを提唱している、事にあるわけではなく、原発を推し進めてきた側が、甘くデタラメな安全基準で誤魔化してきた事にあるのであって、そもそも責任を擦るのは間違っている。


で、キチンと安全基準を満たして再稼働するには、最低でも3,4年は掛かるわけで、であれば、その間電力不足の可能性があるにしても、それを反原発側に擦るというのは、筋が通らないであろうよ。
こちらとしては、3,4年も原発無しで通せるなら、(人口も減るし、技術も進歩するし)原子力再稼働するメリットは無いだろう、と考える。GTCCなら、3,4年あれば、原子力分を賄ってお釣りが来るし、コスト的にも*7割に合う。再生可能エネルギーも徐々に進捗させていって差し支えない*8原子力を無理に動かすだけ、リスクだらけで旨味が無いのだ。


いい加減、大した知識も無いのに、自分を冷静で現実的、と見るのって、こっぱずかしいから止めた方が良い。


では。

*1:べつに、事故に限らない。落雷による送電設備故障や、排水口にクラゲが詰まる、でも原子炉は止めざるを得ない

*2:電力 使用 削減 で検索してみると面白い

*3:参考エントリーで、私は数年以内に照明の置き換えが進むのではないか、と予想しているが、この時点では空想的と見られていた

*4:メガソーラー 計画 で検索のこと

*5:リチウムイオン電池関係は進歩が早いが、これは、EV開発が原動力である

*6:初期は、少量でも大量の発電が可能な未来のエネルギー TMI以降は安いから チェルノブイリ以降は地球温暖化 などなど

*7:原子力関係は損失を抱えることになるが

*8:太陽光発電は特に夏期のピーク抑制に効くため、設備の効率化に役立つ