ブラック店舗を経営してるんだが、もう俺は限界かもしれない
ども、年末に向け着々とアル中が進むシートンです。前回エントリーはどでかい反響を呼びました。ビックリです。皆さん、結構コンビニ問題に関心を抱いて貰えた、という事はうれしく思っています。
何人かの方が、じゃあ、どうすればいいのか?と疑問を寄せてらっしゃいますよね。コンビニを使わなければいいのか、利用する我々に責任があるのか。
責任があるのか、と言えば答えはYesです。消費者としてコンビニを利用しているのですから、当然フランチャイズ本部に荷担している事は事実です。では、コンビニを利用しなければ解決するのか、といえば、それは違うでしょう。少なくとも多くの人たち、場合によっては各店舗経営者でさえも、フランチャイズ商法について知らない、把握していないのがほとんどです。
各店舗において告発を試みる人たちは現れましたが、マスコミによって伝えられない事実は、残念ながら存在しないのと同じです。昨年から今年にかけて多少報道されるようになった「ロスチャージ」や「オープンアカウント」に関する問題は、最高裁判決まで出たために報道したようなもので、その背景や事情の掘り下げはほとんどありませんでした。その意味で、出版された精力的なルポや、コンビニ店主の組合活動、ネットによる情報拡散などがようやく実態を知らしめ始めたわけです。
まずは、これが第一歩です。コンビニの事実を広く知らしめること。
次いで、困窮し打ちのめされる店主達を孤立させないこと。そして、フランチャイズ本部に不公正な契約を見直すよう促すこと。これらが大事なのではないでしょうか。
前回エントリーで述べたように、セブンイレブン本部の利益は莫大なものに上っています。それらの幾分かを店主達の手に戻したらセブンイレブンが破綻したりするでしょうか?そんな事は無いでしょう。出店ペースは鈍るでしょうし、新製品開発も減るかも知れません。でも、店主達が働いたに見合う利益を得たからといってそれがセブンイレブン(やその他のコンビニ)を破壊するとは思えません。
ロスチャージは辞める、会計明細は開示する、ロイヤリティは月毎精算にする、少なくともフランチャイズの名に見合うだけの経営相談を行う、それが可能になるよう声を上げていけばいい。違いますか?
消費者として正しい姿とは、賢い消費者になることです。消費者の声を、フランチャイジーやフランチャイザーに伝える事。よりよき選択肢を選択すること。
もし、知り合いにコンビニ店を経営したいという人やコンビニ店員や店主がいたらコンビニの実情を教えてあげる。それだけでも構わない。やれる事から始めませんか?
参考:
コンビニ加盟店ユニオン公式HP
http://www.7-11keieisyaunion.org/
セブン−イレブン経営被害者の会
http://ameblo.jp/711saiban/