シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

富士宮やきそば篇

纏める時間が無くて今まで掛かってしまったが、先だって富士宮まで走ってきた。
コースは旧国道一号と太平洋岸自転車道の併用。興津までは旧国道一号で、興津から由比まで太平洋岸自転車道、由比から富士川岸まで旧東海道、その後は身延線に沿うようにして富士宮まで走った。富士川を越える辺りから天気が崩れ始めたのだが、そのまま頑張ってしまった。富士宮までは緩いが長い登り傾斜な訳で、小走りとあまり変わらないスピードが続く。道が細い割には交通量が多いので結構怖くて走りづらい。通りがかる身延線も大して人が乗っていないので、やはり富士周辺は自動車中心なんだなと痛感する。


家を8時に出て12時半頃に富士宮駅まで到着。目当ての富士宮焼きそばを堪能するため、観光案内所へ寄るが、案内所は閉まっていた。休みの日に案内所を開かなくてどうする、と文句をタレながら横の交番に入って「富士宮焼きそばマップありますか?」と訊く。以前、宇都宮でも交番で餃子の店を尋ねたらマップをくれたので、試してみたのだ。
「はい、どうぞ。」カウンターに置いてある地図を渡してくれた。結構、寄る人は多いようだ。ありがとうございます。お巡りさん。


とてつもなく空腹だったので地図で確認できる一番近い店、「炎や」に入る。なんと焼きそば定食、があるではないの。まるで関西の「うどん定食」みたいな感じだ。デンプンのオカズにデンプンの主食。思わず頼んでしまった。この他にも寄ってみようと考えているのに。
焼きそば定食は、焼きそばにご飯、みそ汁に、コロッケ(これもデンプンだ。)、漬け物。ボリューム満点、おいしゅうございました。富士宮焼きそばの特徴であるシッカリとしたコシ、肉カス、ダシ粉、芳しいソース、やっぱり美味い。


食べ終わると次なる店を捜して外へ出る。何軒も食べられる訳ではないから、富士宮やきそば学会に行ってみよう、と浅間大社へ向かう。

大社の向かいにあるのだ。一応、健康長寿、家内安全、大願成就、世界平和、酒池肉林を祈願する。鳥居の横にプレハブがあり、焼きそばの良い匂いがしていたので確認すると、「ここずらよ」さん。ここでは鉄板の上で絶えず焼きそばが焼かれている、観光客がひっきりなしに注文していくのだ。つい自分も注文。イカ焼きそばオンリー、シンプル極まりなし。すぐに出来上がったのを、美味しく食す。いくらなんでももう入らない。富士宮やきそば学会を覗きながら帰途へ着く。


富士川岸までは下り故にあっという間。あの登りはなんだったんだ、という感じだ。蒲原の町中を抜ける辺りから雨が本降りになってくる。もともと濡れても大丈夫な服装だが、カメラやケータイを防水して雨に立ち向かう。少々遠回りになっても自動車を避けられる道を選んで走った。興津までは太平洋岸自転車道。その後は静清パイパスの測道。静岡の中心部に近づいたところで北街道を走る。再び旧国一に合流したら宇津ノ谷越え。帰り着いて風呂へ飛び込んだら全身が凍えていたのに気づいた。

往きは4時間半。帰りは4時間。走行距離約140km。食したお店2軒。
また、チャレンジしたい。
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