シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

懐かしの駿遠線 その2

農薬散布の真っ最中の牧ノ原を南から北まで駆け抜けたわけだが、左手には「富士山静岡空港」の建設現場が見えた。全然知らなかったのだが、当日建設現場でもイベントが行われていた模様。しかし、こちらからはまったく見えなかった。それにしても、静岡空港ってこの2〜3年、あんまり工事進捗しているようには見えない。


牧ノ原を一気に下ると菊川に出る。菊川駅の近くから菊川沿いには自転車歩行者道が河口まで続いている。めったに走れる場所ではないけど、山近くから海まで16kmあまり、周囲は低い山並みや田園風景が広がる。田舎の常で、パチンコ屋とショッピングモールがうっとおしい。川沿いを走ると、ヨシキリが弦を弾くような鳴き声で飛び回っている。求愛行動なんだろうか。


旧150号線沿いに出たところで、左手(東)に進路を変えて、池新田へと向かう。正直、あまり面白い道ではない。やっぱ海岸沿いまで下ってしまえばよかったかな、などと考えてしまう。池新田まで出たところで、コンビニで麦茶を買いつつ、道を尋ねる。麦茶は糖分が無いために飲みやすいし、ミネラルも含んでいる。お茶と違って利尿作用もない。レジの女の子が「今日、何かあるんですか?」と尋ねてくる。尋ね返してみると、図書館について訊かれるのは今日2人目だという。おお、御同輩よ。バイトの子に駿遠線などというのもどうか、と思ったので、「展示会を見に行くんですよ。」と答える。鉄ちゃん、と思われるのがイヤだったんだな。たぶん。
(長くなるので、さらに続く。)

追記:菊川の集落で見かけた、小さな火の見櫓