シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

革命バンザイ!

ちょっと前のこと。出張で都心に出掛けたのだが、仕事終わりに新宿で一杯引っかけた。
入ったのは雑居ビル4Fの居酒屋で、田舎者である自分にはちょっと珍しい仕掛けがあった。注文が全て手元の端末で行えるようになっていたのだ。東京の方なら珍しくも無いのかもしれないが、静岡ではまだ端末で注文が済む店は見あたらない。店内が騒々しくて、手を挙げても店員がなかなか来てくれず、注文が済んだら「ご注文繰り替えしま〜す。」と長々オーダーを聞かされる、という状況が改善されるんだからありがたい話だ。タッチパネルでサクサク注文しながら、「ここのフランチャイズを静岡で展開したら儲かるかな〜」と妄想してしまった。


「注文だけ省力化じゃもったいないなぁ。もっと人件費が削れないかしら。そうそう、回転寿司の仕掛け使えば注文と配膳に必要な人員を削れるぞ。


回転寿司の注文システムをムカつく感じでレポートしてみる(YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=EUGlCCkc_Wg


厨房での調理の手間を省くにはサイゼリアが参考になるし


理系出身者が多いサイゼリヤの理系戦略
http://www.momocafe.oheya.jp/blog/archives/2008_10_25_241.html


食材自体はコンビニに納めている食品加工工場から入れりゃいいだろ。どうせ、低価格居酒屋だ。唐揚げとかフライ類とか焼き鶏とかあればいいんだから。


コンビニ工場の一日
http://blogs.yahoo.co.jp/lukanonpa


挨拶や呼び込み、案内は録音かボーカロイドで充分だ。ん?そうか、サイゼリアEXPRESSか。


日本に数軒しかない脅威のサイゼリア@nifty:デイリーポータルZ
http://portal.nifty.com/2010/10/31/b/


そうすれば、店長だけおけば、調理・片づけ・清掃はいけるだろ。店員一人で済む。
コイツの人件費を浮かすなら…


採用即管理職にして1日16時間くらい働かせればいいな。朝は7:00〜9:00までモーニング。昼は11:00〜14:00までランチ。夜は16:00〜25:00まで。そうだ、ちょっと店舗は小さくなるけど住み込みにして、家賃と食費・光熱費を天引きしよう。


マクドナルドだけじゃない!「名ばかり」管理職の実態
http://www.nikkeibp.co.jp/feature/080304_nominal/


貧困ビジネス ホームレスに申請させ保護費ピンハネ 宿泊所事業者を告訴へ
http://www.moyai.net/modules/news/index.php?storytopic=0&start=15


社会保険料はぶっちしておいても大丈夫だし、店長が文句垂れたら、店の食材に手を出したとか、備品を私物化したとか難癖付けて辞めさせればいいだろ。


株式会社ゼンショーに対し、未払い残業代の支払いを求めて、労基署への刑事告訴ならびに裁判を行っております。
http://www.seinen-u.org/sukiya.html


解雇規制が撤廃されたらもっと楽なんだけどな。
あ、外国人でも言葉が必要ないからもっとコストを浮かせられるぞ。パスポート預かっておけば役所に駆け込む事も無いし。


日本が大好きで日本人を信頼した外国人労働者
http://d.hatena.ne.jp/tikani_nemuru_M/20101130/1291049095


えーと、40席で3回転、客単価1500円でも一日18万の売り上げ、月で500万、年で6000万か。経費が人件費12万くらい。これはいけるぞ。


店の名前はどうしようかな?
「近しく遊ぶは日々の基(もと)」で、「近遊日基」と名付けよう。店のコンセプトにもピッタリだ。」


と、ボロ稼ぎを妄想したのだった。

今後もあらゆる形で人件費はどんどん削減されていくだろう。
製造現場では省力化・無人化の先行例を見ることが出来る。もはや製造現場で人間がいるのは、単に「機械よりも安い」か「まだ機械化出来ない」かどちらかでしかない。しかし、技術の進歩と人件費削減の流れの中では人間を働かせる余地はどんどん狭まっている。
この間セミコンを見てきたのだが、そこで展示されていたロボットは複雑な動きもこなし、かつ速く正確だ。疲れもしらない。


ゲンコツロボット
http://www.youtube.com/watch?v=kpVTVcIDNMc


一次産業でもご覧の通り


【第4回 ロボット大賞】イチゴの熟度を自動判定し収穫するイチゴ収穫ロボット
http://www.rbbtoday.com/article/2010/12/06/72560.html


三次産業だって、私の妄想の通り。タクシーやバスでさえ、無人化は時間の問題だ。


アウディ TTロボットカー の無人走行[動画]
http://response.jp/article/2010/11/26/148489.html


このまま行くとどうなるのだろう。生産性はどんどん上がるのに、雇用は無くなっていく。つまり、需要も減り込んでいくわけだ。省力化・無人化を進める企業経営者達は一時は稼げるだろうが、しかし、結局は需要減少によって終わり無いコスト削減競争を続けるハメになるだろう。


あまり、明るい未来には見えないね。
しかし、だ。ちょっと発想を変えてみよう。需要を賄うだけの生産力・生産手段は充分にある。僅かな人間だけで担えるほどに。問題はそれが寡占化されていることだ。だとすれば、その寡占している輩を排除してしまえばいい。で、共有化するのだ。そうすれば、配分は充分に行われるし、職のある者は過重労働で過労死寸前で、ある者は職を見つけることが出来ない、なんて状態が解消される。ほどほどにワークシェアリングすればいいのだから。


しごく単純に云ってしまえば、これが「共産革命」である。


充分な、需要に対して過剰なほどの、生産力・生産手段があり、かつ独占・寡占化されているならば、つまり高度に資本主義が発達したならば、接収・共有化してしまえば貧困・労働問題は解決する。まるでパラドックスのようだね。


それがマルクスが唱えた事だった。


マルクス経済学
http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nobu/lecture/study-guide.htm


ロシア革命によってソビエト連邦が「世界最初の社会主義国家」となるが、しかしロシアは充分に資本主義が発達してはいなかった。生産力は常に需要を賄う事は出来ていなかったのだから。レーニンはロシアのような資本主義が未発達の国でも共産主義は可能だ、と唱え、邁進させたけれど、結果は1989年に見ての通り。それは社会主義共産主義が不可能である事の証だろうか?マルクス経済学者(ノビーがレッテル貼りに使う人ではない)は、そう見ていないようだ。むしろ、容赦の無い市場主義が吹き荒れる先にそれは訪れると。ちょっとキリスト教の終末論っぽい感じがして、そんな巧いこといくかいな、と眉にツバ付けてみたくなる。


共産主義がダメな理由を考えれば、幾らだって挙げる事が出来るだろう。しかし、どんどん企業が人員削減競争を進め、独占・寡占化が進行すればにっちもさっちも行かなくなる。終わりのないバトルロワイヤルを続けろ、それが生き残る唯一の手段だ、と竹中平蔵らに説教垂れられるくらいなら、それも一つの手ではあろう、と思う。少なくとも強欲な連中に対峙する手助けぐらいには。