シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

カルト集団 自由民主党

財政再生、自公こそ実績 自民党 中川秀直幹事長
夕張に見られるような財政破綻をここ北海道で再生、立て直していけるかどうか。国民が注目している。財政破綻の原因は全国どこでも同じだが、組合に支配された革新行政、革新知事によるばらまき財政。北海道も冬の時代があった。80年代後半から、自民党公明党、保守中道連合が全国各地で北海道以外の地方自治体のリーダーを選出していくことが出来た。そして、ほとんどのところで財政を立て直してきた。公務員天国を願う自治労はじめそういった勢力が、再び道政を取りに来ている。また失われた10年、20年、北海道冬の時代に戻していいか。北海道経済は好転している。失業率も下がっている。本当に大事なのは、経済の格差はさまざまな産業を興し、呼び込み、集めていくことでしか是正はできない。春がなければ夏は来ない。力強い夏の時代をつくろうではありませんか。(札幌・大通西3丁目で)
朝日新聞 2007.3.22 夕刊 )

すでに、閣僚や議員達の度重なる”失言”から、まっとうな政党とは思っていない「自民党」だが、上で取り上げた中川幹事長の言葉は、党の代表者の言葉とは到底思えない。ツッコミどころ満載。

財政破綻の原因は全国どこでも同じだが、組合に支配された革新行政、革新知事によるばらまき財政。

いやぁ、スゲぇ。ほとんどの地方自治体が財政的には問題を抱えているわけだが、その主因を「革新政党」とやらのせいにするとは。そりゃ過大評価というものだろうよ。日本の地方自治体のほとんどは、自民党配下なのだから。
それにしても、「ばらまき財政」などと、簡単に言ってしまっているけど、何にばらまいたのか説明が無い。一般的には「ハコモノ」じゃないか、と考えるわけだが、「ハコモノ」といったら、政(自民党)官(キャリア官僚)財(土建業)が元凶、というのが普通じゃないの?そうでない、ばらまき、というのは、もしかして「福祉」の事でも指しているんだろうか。

北海道も冬の時代があった。80年代後半から、自民党公明党、保守中道連合が全国各地で北海道以外の地方自治体のリーダーを選出していくことが出来た。そして、ほとんどのところで財政を立て直してきた。

いや、それ以前から「革新政党」とやらが、地方行政を牛耳っていた実態など無いし、現在の債務の半分ほどは90年代以降の「失われた10年間」に生じたものなんですけどね。

公務員天国を願う自治労はじめそういった勢力が、再び道政を取りに来ている。また失われた10年、20年、北海道冬の時代に戻していいか。

ついでに言っておくと、道庁なんかより北海道行政を牛耳っているのは「旧北海道開発庁(現国土交通省)」なのは常識の範囲だと思うんだが。それとつるんでいるのが、「族議員」である中川昭一だろうに。


中川昭一公式サイト
http://www.nakagawa-shoichi.jp/

本当に大事なのは、経済の格差はさまざまな産業を興し、呼び込み、集めていくことでしか是正はできない。

この、30年遅れのサッチャリズム、20年遅れのレーガニズム(いずれも大失敗に終わっている)を振りかざすのは勘弁して貰えないですかね。


ハッキリ言って、中川の言葉は政権与党の幹事長のレベルじゃない。弱小極右政党のスローガンだ。こんな言葉を選挙演説でぶってしまう、というのは、なんともはや。