シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

努力は裏切らない

なにげにアメトークの特番見ていたら、「スラムダンク」芸人じゃないの。
スラダン、燃えるねぇ。


自分の贔屓は、メガネ君、こと小暮君。
彼が3pointシュートを決め、回想シーンで丸々埋めるエピソードの部分。
木暮君って、地味な扱い(敵監督にも)されているんだが、実際にはトーナメントなりのほとんどは彼が出場しているんだよね。花道がファール貰うから。中高通じてバスケットを続けてきて、「バスケットが好きなんだ」とてらい無く云える彼がまぶしかった。彼がシュートを決めたシーンでは自分も思わず涙ぐんでしまった。何度も何度も、恐らくは1000回も10000回もシュートを反復して練習してきた、その既に体に染みついた動きとしての動作が表現されていて、その努力の裏切らなさが読み取れたからだ。


同じく、感情移入出来るのが海南の「宮益君」。知らない?
彼は高校からバスケットを始めて、背も小さいし、運動神経も優れているとは言い難い。並みじゃない練習に、反吐を吐きながらも食いついて、決して諦めなかった。レギュラーでは無いけれど、決して腐らず、そして登場すれば3pointシュートやクレバーなゲームメークを行う彼は、「凄い!」と思った。それをキチンと描く井上雄彦も凄いと思ったが。


努力すれば夢は叶う、とは思わない。
でも、スラムダンクの木暮も宮益も同じだ。彼らは決して主人公じゃない。でも、彼らが努力するのは、そうすれば「夢が叶う」からじゃない。それは、ついてくる結果に過ぎない。
彼らは「バスケットが好きだから」、努力するのだ。昨日より今日の方が、今日より明日の方が、より巧くなるために。努力は結果をもたらさないかも知れない。でも、努力をしなければ、何事も始まらないし、そして、努力は決して自分自身を裏切らない。
それで、充分じゃないか?自分が努力するのには。


オレは、何事もチャレンジして、努力をする。それは、自分自身が後悔しないためなんだよ。

SLAM DUNK 完全版 21 (ジャンプコミックス デラックス)

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