シンプルライフ
最近、深町先生のエントリー
日本家族の崩壊モデル。ザ・ノンフィクション「漂流家族」
http://d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI/20090705
を見たり、
「物欲が許されるのはバブルまでだよねー」
http://d.hatena.ne.jp/p_shirokuma/20090730/p1
を読んだりして気づいた。
そういえば、自分も全然消費活動していない…。
自分は世代的に云えば、バブル世代の端に引っ掛かるくらいだろう。が、恩恵らしい恩恵はまったく被らなかった。というのも、国公立大学の理系学生なんてのはバブル時代の消費ターゲットにはまったくなっていなかったし、第一カネが無かった。
学校にいなければ、バイト三昧だったし。大学を卒業するくらいには、引く手数多の「売り手市場」だったが、自分は大学院進学だったから関係なかった。それにしても、オレのところに証券・金融会社から誘いがあったくらいだから、世の中だいぶ浮かれていたんだろうな、とは思う。
が、大学院を出る頃にはバブルはしっかり弾けて「失われた10年」に突入。長い辛い時代がやってくる。仕事は無い、金は無い、無い無いづくしの日々を送って、ようやく正規職についてみると、自分に欲しいもの、というのがすっかり無くなっている事に気づいた。
金の無い状況で、それでも日々を送ってやりくり付け、つましい中で生活の楽しみを見出す術を覚えた時、大して消費しなくても楽しくやっていけるようになってしまったのだ。
男の身だしなみというか、定番アイテムが、「靴、時計、クルマ」なんだそうだ。この中で自分が興味がある、というか気に掛けるのは靴ぐらいのもの。それも、動きやすさや快適性を重視であって、別にブランドがどう、ということはない。時計、クルマに至っては、すっかり興味無し。
美食や漁色にも過度な興味が無く、毎夜街に繰り出して酔いしれて店の女の子に入れあげる、なんて事もなく、第3のビールか発泡酒一缶で晩酌。外食はたまに街の隠れた名店を探すくらいか?ミシュランガイドにも縁がない。
休みには仲間とサッカーか、自転車で散策。金を使う場面すらない。
バブル世代の仲間、連中も大概家庭を持って子供の教育費と家のローンでヒーヒー言ってるが、は、それで良くやっていけるな、と言われるけど、逆に「何にそんなに金を使ってるの?」と尋ねたいくらい。周りにどう見られるかは判らないが、自分としてはそれで充分満足いく状態なのだ。連中の方がよほどいい給料貰ってる筈なんだけどね。
金はあって困るものじゃないし、無ければ困る事が多いだろう。しかし、そこそこあれば折り合いを付けてやってく術と楽しみ方もあるのだなぁ、と思う。

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