シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

阿久根市竹原信一市長に賛成するよ

阿久根市長持論展開 市民懇談会
http://mytown.asahi.com/kagoshima/news.php?k_id=47000001003150001

懲戒免職処分にした職員の問題では、職員に未払い給与を払うよう命じる裁判所判決が出たにもかかわらず「なぜ払わないのか」という質問があった。これに対し、竹原市長は「命令に従わない職員を置いておくわけにはいかない。市民の税金でございますよ。市民に説明ができない」と話した。
 さらに参加者から「裁判所の命令になぜ従えないのか」と問われると、「裁判所は神様ではない」とし、「あなたは市民の代表ではない。市民の財産を市民に選ばれた私が命令に従わない人間に渡せない。この判断は間違っていない」と言い切った。(強調はシートン

うむ、確かに。


原告の請求棄却/静岡空港めぐる行政訴訟
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000201003190001

静岡空港をめぐり、建設に反対する地権者らが県の需要予測は過大で公益性がないなどとして、土地収用法に基づく国の事業認定の取り消しを求めた行政訴訟の判決が18日、静岡地裁であった。川口代志子裁判長は「予測と結果に異なった部分があっても合理性は否定されない」として国・県側の主張をほぼ全面的に認め、原告の請求をいずれも棄却した。原告側は控訴する方針。

 判決は、県の需要予測を「現実と齟齬(そご)する部分が認められるけれども、将来の複合的な要因により引き起こされる結果を予測するもの」と合理性を認めた。強制収用の際に航空法の制限表面(高さ制限)を超える立ち木が残っていた問題については、「瑕疵(かし)は事業に多大な影響を及ぼすおそれがあった」としながらも、「範囲は極めて限定的」で「改めて事業認定の申請が可能である」ことなどから違法性を否定した。

 ◆県需要予測、免責に不満/原告団

 判決が「国土交通省の最新のモデルに基づいている」などとして合理性を認めた需要予測。2003年には国内線の搭乗者を106万人と予測していたが、現状は16日までに約33万人。年間ベースに換算しても約42万人にとどまり、予測には遠く及ばない。

 空港の需要予測の甘さは全国で問題となっている。原告団阿部浩基弁護士は判決後の記者会見で、「架空の需要予測を立てて税金をつぎ込み、無駄な空港を造る。赤字必至の現実がありながら行政を免責した」と不満をあらわにした。また、判決が立ち木問題などを「限定的」としたことに対しては、「財産権は軽いものではない」と反発。問題が裁判で明らかになったことから「ずさんな県の管理実態が明らかにされた」と訴訟の意義を強調した。

 一方、事業認定をした国土交通省中部地方整備局の富田英治局長は「国の主張の正当性を認めて頂いた」とするコメントを出した。川勝平太知事は、需要予測について「中長期的には国内外を合わせて100万はいくだろうが、国内だけではちょっとこれは過大である」と述べ、改めて過大性を認めた。


事業が妥当か否かの根拠が「合理的な(はずの)需要予測」だったにもかかわらず、需要予測がザルでも*1「合理的」と判断するようじゃ、裁判所の意味無いじゃん。これだったら、どんなデタラメな予測を噛ましても、言い訳が出来てしまう、という事になる。
司法も行政とグルなのは、結果として不利益をもたらす事になる、といい加減気づいたらどうなのよ。

*1:この需要結果は反対派の挙げた需要予測にほぼ的中している