佐々木俊尚のバカさがスゴイ!
「原発は絶対安全なのか?」とゼロリスクを求めた結果、架空の安全神話を原発に生みだしてしまった構造と似てるなあと思いますよ。非論理的な極論は、議論を成立させない。結果として強行突破や架空のゼロリスク論を生み出してしまう。
えー、どこに“「原発は絶対安全なのか?」とゼロリスクを求めた”人がいたんでしょうね。バカじゃないの?
もともと、“絶対安全な原発”“ゼロリスクな原発”など求めた人、などはいなかった。いたのは“原発にゼロリスクはあり得ないから、やめろ!”という反原発派である*1。
あったのは、「リスクは無くせないでしょ?(だから原発ヤメロ)」という論法であって、それに対して何が何でも原子力を推進したい側が原発安全論を打ち出してきたのだ。
だから、“原発は絶対安全”と主張してきたのは、原発推進派であり、最初から議論を成立させる気など無かった。
(原発というリスクに対して)「原発は絶対安全ですから」と批判を無効化しようとしてきたにすぎない。それに見合う実態は無かったわけだが(あったら、原子力災害に対して保険を掛けない、掛けられないなどということはありえなかっただろう)、その場しのぎになればいいと考えていたのだろう。そうすれば“自称冷静な現実主義者”が、“どっちもどっち”と言ってくれるわけだから。
現在でも、“自称冷静な現実主義者”を釣り上げるための、“冷静で理性的、科学的な、現実を踏まえた”意見というのが、あちこちで見られたりするわけで。
ゼロリスクを求めた反原発派が悪い!みたいな言い方しても、そもそも論点が違うから。
こちらが求めているのはゼロリスクではなく、原発廃絶ですから。その辺、訂正してもらえますかね。迷惑だから。
では。