シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

タイムスリップ禁止

昨今、あまりにドラマやマンガ、小説でタイムスリップが安易に使われすぎているような気がする。
もちろん、タイムスリップやタイムトラベルを利用した名作もたくさんあるわけだが、玉石混交というか。
「過去や未来に現代的視座を取り込む」とかその逆や、「当事者間のギャップを描く」であるとか、意義がわからんでもないのだが、他の手段は無いのか?という点でもう少し工夫が欲しい。なんというか、作者の願望を漂白して物語に盛り込む手段として使ってる感が強すぎるので、タイムスリップで何ちゃらかんちゃら〜と出てきた瞬間に、見る気も読む気も失せてしまう。極力、タイムスリップに頼らないで頑張って欲しいものです。

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

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未来世界から来た男 (創元SF文庫 (605-1))

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プロテウス・オペレーション (ハヤカワ文庫SF)

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蒲生邸事件 (文春文庫)

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