シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

辛ミシュラン

ども、美食とは縁遠いシートンです。
たまたま日経新聞を見ていたら「あら皮(ARAGAWA)」の広告が出ていて、
“そういえば、サイバラの「恨ミシュラン」でごっつい高い店、として取り上げられていたな”と興味をそそられて食べログを覗き、そこから「かわむら」というお店の紹介に行き着きました。
こちらとしては、“せめて、見るくらいはゴージャスなお店を”と思っていただけだったのですが、口コミに目を通していたらゲロを引っ掛けられた気分になりました。


素材に最高を追求したらこうなった
http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13016506/dtlrvwlst/8014608/

(略)
鮑とサーモン、平目を薄く引いて特製ソースで、付け合わせはオニオンスライス。
 この鮑が凄い!千葉県産の鮑に拘り1kg以上のものは全て買い占めるそうです。
 千葉県産は他の有名産地と比べても食べた時の口当たり、噛み応え、食感、風味が
 ずば抜けているそうで千葉産の右に出るものはないと言い切る。
 最近は中国人が買いに来るので中国人が買えないように値段を釣り上げて買い付けるそう。中国人に売るくらいだったらどんなに高くても自分が買う!と。素晴らしい!日本人の鑑!
 ちょっと惚れたかも・・・河村さん(笑)
(略)(注:文中強調はシートン


そんな偏狭な日本人の鑑なんてイヤですが、こうしたレビューが普通に載っているわけですね。このレビューは「日本人」以外は読まない、と考えているのか。
日本の商社なども各国で高級食材の買い付けを行っているわけですが、その現地でこのような事が起きたら*1、どう思うのでしょうね。


すでに、国内どこへ行っても「スゴイ日本」とレイシズムから無縁ではいられなくなり、ウンザリしております。
まあ、こんなお店とも接待などとも無縁ですが、どんなに美味しい料理を出してくれるとしても、行きたくは無いですね。
では。

恨ミシュラン (上) (朝日文庫)

恨ミシュラン (上) (朝日文庫)

恨ミシュラン (下) (朝日文庫)

恨ミシュラン (下) (朝日文庫)

*1:というか、日本商社がカネにモノを言わせて買い漁る態度は非難の対象になったりしたわけですが