シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

その通り

東京理科大学 井上祥平教授インタビュー(後編)二酸化炭素は本当に悪者なのか!?
http://www.nikkeibp.co.jp/style/eco/interview/070529_inoue02/index.html

しかも、燃料として使用すれば重油だろうがガソリンだろうが、すべてCO2の排出につながります。私は、環境問題は量の問題だと思っています。今さら燃料を使わない生活には戻れませんから、せめて量を減らすことを考えていくべきだろうと。特にガソリンは占める割合が多い上に、消費量を減らせる可能性も高い。例えば、10回のうち1回クルマに乗るのを止めれば、理論的にはマイカーのガソリン消費量を10%減らせるでしょう。

あまりにもストレートにして、正確なお言葉。インタビューアがピンぼけだが、なかなか面白いインタビューです。


CMでプリウスを宣伝するたびに、「オレなんて燃費リッター32kmだぜ。」などと突っ込んでしまう。
自分の車の燃費はリッター16km。外出の約半分は自転車だから、“併せて”リッター32kmになる勘定だ。ハイテクも何もいらない。使い方の問題であり、同時に社会構造の問題が大きい。
自動車に頼らなくて済む社会なら、技術革新で燃費を上げる必要も無くなる。もちろん、燃費は向上するにこしたことはないが。
つまり、温室ガス半減、を謳うなら(温室ガスに限らないが)、優先順位は


1.自家用車なり家電なり、エネルギー&資源を使わなくて済む社会構造
2.1に適した技術革新
3.1と2を有効に使える個人と社会意識の改善


になる。
日本では、これが逆で、最初に個人モラルの問題として、その後に技術革新。社会構造に手をつける事を蔑ろにする。一番効率が悪い。社会構造に手をつけるのが一番効果が高いのだが。