シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

アメリカとは今のうちに手を切るべき

実を言うとアメリカはもうだめです。
突然こんなこと言ってごめんね。
でも本当です。

中間選挙後にものすごくゲスい共和党の扇動が起こります。

それが終わりの合図です。
程なくトランプの「I'll be back!」が来るので気をつけて。
それがやんだら、少しだけ間をおいて終わりがきます。

 

ロシアのウクライナ侵攻という酷い話がずっと続いているわけですが、この先どうなるんでしょうね。長期戦になるにせよ、ロシア側をウクライナ国境外に撤退させる、では済みそうも無い感じで気分が暗くなります。正直なところ、プーチンウクライナ侵攻を行うとは思いませんでした。どうみても得なことにはならないから、さすがに武力行使はないだろうと思っておりました。実際、東欧・北欧、中央アジア諸国の反応を見てもマイナスの影響しかありません。しかし、独裁者というのは都合のよい情報しか受け取りませんし、(当人が)合理的と思う行動、というのはこうしたものなのかもしれません。

さて、ウクライナ侵攻に便乗する形で、日本の極右勢力が盛んに防衛力増強!を叫んでおります。もちろん、このへんは国粋主義的に振舞いつつも、アメリカの番犬的役割(三下ともいう)を進んで努める、という倒錯的な態度ではあるのですが。台湾問題なんちゃら、がそれを物語ってますね。
ニュースでも、二言目には「アメリカといっそう緊密に連携し~ 」みたいな感じで、どんだけ緊密になれば気が済むんだよ、何ならアメリカの一部にして貰えば?ぐらいにうっとうしい。
クソウヨ連中の自画自賛「スゴイ日本!」も、結局のところはアメリカに従属していることに対するアンビバレントな感情が呼び起こすものなのではないか、と思っています。
それくらいアメリカにべったりな日本ですが、私は今のうちにアメリカとは手を切るべきだろう、と思います。

現在、アメリカは猛烈なインフレとそれを抑制するための利上げが進む状況にあります。完全にスタグフレーションな日本よりマシとはいえますが、アメリカ国民がどう取るかは別の問題です。
おそらくは、今秋の中間選挙共和党は大勝し、下院を押さえることになるでしょう。
そうなると、現在でさえ上院でどうにもならないのに、下院まで押さえられたらバイデン政権はまったく身動きが取れなくなります。ヘタをすれば弾劾もありえます。弾劾の名目は怪しげなものでしょうが、共和党というかトランプ支持者にとっては、あまり中味はどうでもいい。弾劾による政権運営妨害自体が目的になるからです。
さらに各州では、マイノリティの権利制限が進むことになるでしょう。共和党の押さえる州では既に、女性の中絶権利が奪われたりしていますが、投票権利に対しても妨害が進んでいます。これは、人口だけでいえば共和党支持者、保守的白人層は少数だからですが、このような妨害行為に異論を唱えようにも、連邦最高裁自体が保守の牙城と化しているので、彼らは躊躇うことがありません。特に狙われるのがスイングステートでしょう。そうなると、24年の大統領選挙でトランプ復活、がほぼ確実です。その時点でアメリカ合衆国、は終わり。

神聖トランプ王国*1になるか、第二南北戦争(The 2nd Civil War)が始まるか、しかありません。
トランプ自身はもしかしたら、ホワイトハウスで執務を取らないかもしれませんね。フロリダは保守派の多い土地ですし、今の居住地が気に入っているようです。ワシントンDCに来れば抗議が活発になるのが目に見えていますから、フロリダに首都移転すらしかねません。
また、トランプはプーチンにシンパシーを感じているようですから、ウクライナ侵攻に対してアメリカ(神聖トランプ王国)が掌返しをする可能性は多分にあります。そうなったら、日本はどうします?
今までアメリカ(バイデン政権)に追従する形で進めてきたことを、トランプ政権になったらコロッと変えますか?番犬、三下としてはそれで構わないんでしょうけど、国際社会、から見たら信頼の置けない国家、となるでしょう。
それ以上に、神聖トランプ王国、だろうと、第二南北戦争になろうと、アメリカの衰退と国際的影響力、の低下は避けられないでしょうね。番犬、三下として振舞っても庇護を受けられなくなる可能性は高い。

そうなる前に、アメリカとは距離をおくべきではないでしょうか。
まあ、一番いいのは、今のうちにアメリカをUSAとCSA(≒神聖トランプ王国)に分離することですが。
では。

*1:これは、半分ギャグ、半分本気で云っています。大統領選に勝てば、前回の反省に立って閣僚を身内で固めるでしょう。つまり、「王国化」することになります。そして、支持者はそれすら肯定し「神聖化」して受け入れるでしょう。