シートン俗物記

非才無能の俗物オッサンが適当なことを書きます

先生とよばないで

最近、「先生」と呼ばれる機会が増えてきた。正直なところ「先生」などと呼ばれると虫唾が走る。なので、「先生とか付けないでください」と頼むのだが、そうすると「では、何とお呼びすればよろしいでしょうか?」などと戸惑っている。
「普通に、○○さん、で構いませんよ」
と応えると、「はぁー、」
と納得したのか感心したのか判らない返事が返ってくるのだ。
どうやら、周囲では「先生」と呼ばせるのが当たり前の人たちがいるらしい。自分としては「先生」と呼ばれるだけのことはしていないし、呼ばれたくもない。なので、これからも今後も「先生」呼ばわりは勘弁してほしいものだ。


というか、他人を「先生」と呼ぶ側には、何か人を持ち上げたい事情があるんじゃないか、と勘繰ってしまうところもある。迂闊に「先生、先生」などと持ちあげられたら、どうなるか判ったもんじゃない。
そういえば、介護施設で働く人の話によると、施設入居者で一番性質が悪いのは、先生と呼ばれる商売だった人たち、とのこと。あまりに周囲から持ち上げられるのに馴れてしまい、その傲慢さが施設に入っても抜けないのだという。

なので、あまり他人を「先生」を付けて呼ぶのは止めましょう。